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2023年度合格
堤 貴さんの合格体験記

合格者

近年、判例や条文理解の重要度が高まっています。法律学習の根っこがしっかりしているLEC、おすすめです!

堤 貴 さん (30歳代)

受講講座 年金キーパー+中上級コース(通信)
受験回数 4回

社労士受験を志した理由

自分が人生で関心を持ったことについてせっかくなのでそれを形にしたいと思ったからです。学生時代より身近な法律である労働法に関心があり、大学でも労働法ゼミに入っていました。その後、法律には関心があり興味深い領域でしたが、労働法を直接的に扱わない金融機関に入社し、複数店舗で法人営業を経験しました。法人営業のキャリアは大変楽しくやりがいがあり今でも魅力的だと思っていますが、せっかく組織にいるのだから法人営業以外も経験したいなど将来のキャリアを考えるようになりました。そこで自身の興味関心を振り返り、数年ぶりに労働法規の学習をしたいと考えました。社労士の存在は知っていたのですが、試験の内容は知らず年金科目がここまで深いというのもここで理解しました。そのタイミングで幸運にも人事部署に異動し、すべてではないですが実務でも少し社労士試験の内容に触れる機会もでき、やはり社労士資格を取りたいと強く思うようになりました。

LECを選んだきっかけ

他の予備校と比較し、条文・解釈・判例等という流れが確立していると感じたこと、澤井講師のお人柄や講義の進め方が自分にあうと考えたからです。従前より、平日に通勤時間以外の学習時間の確保が難しく、WLBという観点からもしっかりと講義を受けるスタイルは難しいと感じ独学中心に学習を進めていました。一方で、法律系かつ合格率の低い試験ということで根を固める学習の必要性は感じていました。複数回受験となり、そろそろ結果を出したいと考えて勝負の1年にする覚悟でLECを選択させていただきました。

インプット時期の学習方法を教えてください

講義を受講(Web・通学)した上で朝晩や通勤時間中心に時間があれば過去問を解いていました。年金科目で安定的に得点を確保することを主眼において、国民年金と厚生年金保険については特に力を入れました。メモすることで学習した気にならないように気をつけ、自分の中で解釈し問題を解くための材料(法令・解釈など)を頭に浮かばせた上で過去問を解いていくような意識を持っていました。

実戦答練以降の学習方法を教えてください

インプット期の質を向上させるイメージでした。問題を見て論点を抽出し、法令・通達・判例・記憶したまとめなどに当てはめ答えを導き出すことを特に意識し、その精度とスピードを上げることを意識していました。そのほか、選択式に不安のある科目(労働一般、社会保険一般、判例、安衛)については長文含めてしっかり目で追って記録することを心掛けました。特に社一については各法律ごとに類似論点が多かったので、直前数日間は各法律ごとに脳に整理するよう心掛けました。直前はテキストを読むことも多かったですが、択一をしっかり解き続けられるよう社保科目中心に道場講義の問題を繰り返し解くことも意識していました。

スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?

他試験と比較して、どれだけ学習しても絶対に受かるという確証がない中で年に1回という試験のために広範囲の学習を継続しなければならない点がつらかったです。そのために学習スタイル、進め方、力を入れるべきポイントなどをある程度決めて集中してやり込む、「これでダメだったら負け(不合格)でしょうがない」というマインドを持って全力で走りました。

仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫

平日はほぼ時間がなく時期によっては休日も出勤することがありつつも家族との時間も大切にしたいという欲張りさもあり、すき間時間の活用、直前期にすべきことの整理、やる時はとことん集中するという気持ちでした。

LECで受講して良かった点

教材は条文がしっかりと記載されており、単なるまとめに終結していない点がとても良いと感じました。問題を解くテクニックとして「まとめ」や「図解」は有効だと考えますが、基本的には制度趣旨や解釈などを理解することがとても大切だと考えています。特に澤井先生はそれらを大事にしつつ、試験に合格するためにはどのように考えるか、やるべきこととやらなくて良いことなどをメリハリをつけて講義してくださるスタイルがとても良かったです。澤井先生は講義前後で頻繁に「仕事や家のことなど大変な中で〜」というお話をくださっており、プレッシャーをかけて記憶させる、というスタイルではない点も大変好感が持てました。

全日本社労士公開模試を受験して良かった点

集中して全科目を振り返ることのできる機会になった点が模試を受験して良かったことだと考えています。とりわけLECの全日本社労士公開模試は他社模試と比較して本試験に近いレベルかつ奇問難問が少なく、余計な不安や記憶する必要性の低い論点を増やさないという点が最も良かった点であると考えます。また、解説冊子が抜群に見やすく丁寧であることも魅力だと思います。

フォロー制度の活用方法について

前半(労働科目)までは通信Webにて受講していたため、澤井先生のWeb配信スケジュールより前に対象科目にかかる講義を聞きたい時に他の講師の方の講義を聞いていました。通学での講義とWeb配信のタイムラグへの焦りを緩和するとともに、モチベーション維持になりました。また、他の講師の方がどのような解説をされるかを気分転換も兼ねて伺えた点は大変有益でした。

2023年度に受講した道場講座について教えてください

【澤井講師】10時間で仕上げる! 一般常識圧迫講義
圧迫講義は、これまで一般常識対策をするよりかなり早い段階で一般常識に触れることができた点、結果的に語呂合わせなど時間をかけて脳に定着させることができた点、そして何より的中した論点も多かった点がよかったです。

【澤井講師】直前MAX完全予想これだけ800本
直前MAXは、問題を解いている時に各科目間で「これはどうだったかな」とか「こっちの場合は……」と気になったことのほとんどが解説に書いてあり、理解と脳の整理につながったとともにこれまでテキストに戻って調べていた時間を削減することができた点は大変有益でした。

社労士資格をどう活かしていきたいですか?

本業は継続しプライベートも充実させつつ、副業などへの挑戦を検討しています。本業の傍らというかたちにはなりますが、副業にて企業の人事労務を支援できるような立場になりたいです。本業においては直接的に労務管理等で判断に活かせると考えています。また、今後のキャリアの中でマネージャー職に就いた場合にも実務的に活用していくイメージを持っています。

これから受験される方へのメッセージ

合格率以上に難易度の高い試験であると感じており、挑戦されること・挑戦されていること自体に意義があると思います。勉強が日常や将来に活きる知識であることは間違いないですが、せっかくなのでそれを形にしたい、合格して社労士としてさらに挑戦したいという思いを持つ方が合格している印象です。人それぞれの勉強スタイルがあり王道はないと思いますが、情・知・意の支えになってくださるのが予備校だと思います。近年の社労士試験は判例や条文理解の重要度が高まっています。法律学習の根っこがしっかりしているLEC、ぜひおすすめです!

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