その1 社労士試験の概要
願書配布/願書受付
- 社労士試験の受験資格
-
社労士試験を受験するためには次のいずれかの受験資格が必要です。
下記以外にも社労士試験の受験資格がありますので、必ず受験年度の「受験案内」にて受験資格の有無をご確認ください。- 【学歴】
-
- 4年制大学で在学中の者を含む一般教養科目の学習の終わった方
- 大学(短期大学を除く)において62単位以上を修得した方
- 短期大学または高等専門学校(高専)を卒業した方
- 【資格】
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- 司法試験第1次試験に合格した方
- 行政書士となる資格をお持ちの方
- 【職歴】
-
- 国家公務員または地方公務員として行政事務に従事した期間が通算して3年以上になる方
- 社会保険労務士または弁護士業務の補助の事務に従事した期間が通算して3年以上になる方
- 国または地方公務員として労働社会保険諸法令に関する事務に従事した期間が通算して3年以上になる方
- 労働組合の職員又は法人等若しくは事業(ただし、このうち特別な判断を要しない単純な事務は除く)に従事した期間が通算して3年以上になる方
- 願書配布
- 例年4月中旬より全国社会保険労務士会連合会試験センターにて配布されます。
- ただし、社会保険労務士試験オフィシャルサイトでは、「①令和4年度試験より、インターネット申込み専用サイトのマイページからの「インターネット申込み」を原則とします。②ただし、当面の間は、「郵送申込み」も可能とする予定」と公表されています。詳しくは、社会保険労務士試験オフィシャルサイトをご確認ください。
- 願書受付
- 例年4月中旬〜5月下旬。
試験の詳細は、例年4月中旬に公示される予定です。
本試験日/合格発表
- 本試験日
- 例年8月下旬
- 合格発表
- 例年10月下旬〜11月上旬
受験会場など詳細は「全国社会保険労務士連合会 試験センター」のホームページをご覧ください。
◎全国社会保険労務士連合会 試験センター
所在地 〒103-8347 東京都中央区日本橋石町3-2-12 社会保険労務士会館5階
電話 03-6225-4880 受付時間 9:30〜17:30(土日祝日は除く)
FAX 03-6225-4883 受付時間 24時間 連絡先を明記してください。
その2 社労士試験の問題形式
選択式
試験時間 10:30〜11:50(80分)
科目 | 得点 |
---|---|
労基・安衛 | 5点 |
労災 | 5点 |
雇用 | 5点 |
労働一般 | 5点 |
社保一般 | 5点 |
健保 | 5点 |
厚年 | 5点 |
国年 | 5点 |
計40点満点
各項目とも5択の穴埋めに付き、各項目5点満点で合計40点満点
問題の形式
選択式合格ライン
- 総得点
- 第51回(令和元年度)社労士本試験では、選択式試験は総得点26点以上かつ各科目3点以上
- 救済
- 社会保険に関する一般常識は2点以上
択一式
試験時間 13:20〜16:50(210分)
科目 | 得点 |
---|---|
労基・安衛 | 10点 |
労災 | 10点 |
雇用 | 10点 |
労働一般 | 5点 |
社保一般 | 5点 |
健保 | 10点 |
厚年 | 10点 |
国年 | 10点 |
計70点満点
各項目とも10問出題され、各項目10点満点で合計70点満点
問題の形式
択一式合格ライン
- 総得点
- 第51回(令和元年度)社労士本試験では、択一式試験は総得点43点以上かつ各科目4点以上
- 救済
- なし
その3 データでみる社労士試験
合格率
社労士試験の難易度は、一般的に上昇傾向にあると言われております。また社労士の業務の将来性に対する人気を反映し、今後も難化傾向は続くものと思われます。しかし、十分な受験対策を立て実力を養成すれば比較的短期間での合格も可能です。
受験 申込者数 |
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|---|
2021年 (令和3年) |
50,433人 | 37,306人 | 2,937人 | 7.87% |
2020年 (令和2年) |
49,250人 | 34,845人 | 2,237人 | 6.42% |
2019年 (令和1年) |
49,570人 | 38,428人 | 2,525人 | 6.60% |
2018年 (平成30年) |
49,582人 | 38,427人 | 2,413人 | 6.30% |
2017年 (平成29年) |
49,902人 | 38,685人 | 2,613人 | 6.80% |
2016年 (平成28年) |
51,593人 | 39,972人 | 1,770人 | 4.40% |
2015年 (平成27年) |
52,612人 | 40,712人 | 1,051人 | 2.60% |
2014年 (平成26年) |
57,199人 | 44,546人 | 4,156人 | 9.30% |
2013年 (平成25年) |
63,640人 | 49,292人 | 2,666人 | 5.40% |
2012年 (平成24年) |
66,782人 | 51,960人 | 3,650人 | 7% |
2011年 (平成23年) |
67,662人 | 53,392人 | 3,855人 | 7.20% |
2010年 (平成22年) |
70,648人 | 55,445人 | 4,790人 | 8.60% |
2009年 (平成21年) |
67,745人 | 52,983人 | 4,019人 | 7.60% |
2008年 (平成20年) |
61,910人 | 47,568人 | 3,574人 | 7.50% |
2007年 (平成19年) |
58,542人 | 45,221人 | 4,801人 | 10.60% |
2006年 (平成18年) |
59,839人 | 46,016人 | 3,925人 | 8.50% |
A 合格者の男女比(令和3年度現在)
およそ3人に1人は女性
B 合格者の年齢階層別割合(令和3年度現在)
30歳代〜50歳代の働き盛りの年代が約8割を占める
C 合格者の職業別割合(令和3年度現在)
多くの人は仕事をしながら社会保険労務士試験の受験に挑みます。30代〜50代社会人が合格者の8割を占め、他の資格試験に比べて社労士試験は、学生から定年退職後の方まで、年齢層の幅が広いことが特徴です。
働きながらの合格者が約8割を占める