LECはファイナル模試を入れて計4回も本試験のリハーサルができ、本試験も緊張することなく挑めました。
佐藤 育子 さん (40歳代)
受講講座 | 年金キーパー+中上級コース(通信) |
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受験回数 | 3回 |
社労士受験を志した理由
コロナ禍で毎年いっていた海外にいけなくなってしまったので、その分の費用を勉強に使おうと思いました。更に経営している会社の助成金や補助金関連で創業時からお世話になっている社労士先生がいたため、「あの先生のようになりたい!」と思ったのが社労士に挑戦しようと思った動機です。勉強を始めてから合格率を知り「早まったか?」と思いましたが、でも「毎年何人かは合格者がいる!私も続けていればその一員になれる日がくる!」と心に誓い勉強に挑みました。
LECを選んだきっかけ
私は他校の価格や授業の状況等を比較検討などまったくせず、職場から一番近い!というただ立地の条件でLECを選択しました。たまたま社労士講座の開講のパンフレットを見た日にLECで説明会があり、生講義をされている中倉先生に社労士について教えていただきました。さらにその時期が丁度今年度のカリキュラムが始まる前だったので「これは運命だ!今始めろ!」と何かにいわれている気持ちになり「今始めるチャンスだ!」と勝手に思い込んですぐ申し込みにいきました。
インプット時期の学習方法を教えてください
初年度は法令の独特の言い回しにすごく苦労しました。私が通っていた本校は生講義担当の中倉先生が授業のない日でも本校に滞在してくださることが多かったので、わからないところができたらすぐ授業の日でなくても質問できたので良かったです。合格した3年目についてはWeb授業を一通り見た後「一問一答過去問BOOK」を2回通り解き、確認テスト、もう2回通り一問一答を解き、本試験予想答練を解くというのを1ルーティンにして全教科行いました。インプット時期だけでこのルーティンを2回以上行うことを目標に問題を解いていました。さらに選択式対策として、毎日50問選択式を解くを12月までやり、1月〜3月は100問、4〜5月は150問と一日に解く問題数を増やして「やらない日をつくらない」を実行しました。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
インプット時期から継続している選択式対策を毎日200問に増やし、終わるまで寝ない!としていました。追加で椛島先生のレベルアップオプションと澤井先生の「直前MAX完全予想これだけ800本」を苦手科目中心に繰り返し何度も行い、基礎力をつけ弱点を洗い出し重点的に見直しました。直前期には他校の模試を受けてみたり、去年の模試や去年の本試験の問題などより実践に近い流れで学習し、本試験の時間を耐える考える体力をつけて本試験に臨みました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
1年目の結果(択一式30点)を見て2年目の本試験に臨んだはずなのに、2年目の結果が1点しか上がらず(択一式31点)本当に私は受かるのだろうか?1年で1点しか上がらなければ合格まで何年かかるのか?と不安になることがありました。さらに1、2年目で得意だった労災保険が3年目になって苦手科目になってしまったことです。得意だったはずの科目で点が取れなくなって少し落ち込みました。あと私は土日も仕事をしているので、朝いつものように自習室に行くと同じように勉強している方々を見て私は1時間しか勉強できないので「うらやましい、もっと勉強したい」と思いました。1年目の直前期の3カ月、私は比較的仕事の始業の時間が遅いため朝1時間早く起きて自習室に通いました。しかし3カ月の付け焼刃では結果が出なかったので、2年目はこの直前期の3カ月できた朝勉強を1年継続してやってみました。しかし2年目はそれでも点が上がりませんでした。朝1時間自習室にいるだけで「やった気」になっていたんだと思います。だから3年目は「このやり方だけでは私には足りないんだ!」と思いこの朝勉強の習慣をそのままに、一日100問やる!という数値的に小さな達成できそうな目標を作り毎日続けました。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
私の出勤時間は10時半と一般の会社員の方に比べると遅いので、朝の1時間早く起き自習室に通いました。朝の誰もいない自習室で勉強できたのが本当に良かったと思います。また仕事場とLECがとても近いので直前期は出勤時間ギリギリまで勉強を行いました。さらに仕事が早く終わった時など時間が許す限り何度でも自習室に通えたのが良かったです。また出張や仕事の繁忙期等どうしてもまとまった時間が取れない日は今日のできなかった目標の問題を解く数を明日繰越そうとするのではなく、明日忙しいから今日明日の分も2日分やっておこう!と常に遅れをとらないように、できれば先行して問題を解きました。「時間がない」ということは簡単ですが「みんな24時間しかない。私より忙しいのに頑張っている人はたくさんいる」と思い、すき間時間をほんの5分でも1問でも解き前へ前へ進めていきました。
LECで受講して良かった点
通学した本校には中倉先生等の生講義の先生がいらっしゃったので質問がすぐ聞けてわからないことろがそのままになってしまわないところです。またWeb講義の講師の先生方も複数いらっしゃったので、一人の先生のみでは理解できないところを他の先生の授業を聴くことで、また違った解説で理解できました。通学した本校は駅にも近く通いやすい立地であったので買い物に行く前に寄る、仕事帰りに寄る「〜のついでに勉強」ができたので本当に良かったです。また出張の際、別の本校に行って普段Webでしか見ることのできない先生の授業も受講できたのでいつもは憂鬱な出張も楽しみになりました。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
最初はすべての点が悪く苦手科目がわからない状態でしたが、模試を受けて点の低いものから再度「一問一答過去問BOOK」を繰り返しやることで苦手な箇所を洗い出すことができたと思います。LECは3回も模試があり、またファイナル模試を入れて計4回も本試験のリハーサルができたので本試験も緊張することなく挑むことができました。レベル感も第3回とファイナル模試が一番本試験に近かったので自分の実力を客観的に分析できる機会になりました。
フォロー制度の活用方法について
私は自分の家や職場では集中力が続かず、ほとんど勉強できないタイプでした。職場にLECが近いということもあり、時間があれば自習室に通いました。私の出勤時間が10時半なので、いつもより朝1時間早く家を出て学校の自習室へ向かい、誰もいない自習室で静かに集中して勉強することができました。時々やるのではなく毎日やるという習慣ができたことが一番良かったと思います。Webフォローは、複数年になるとすでに入っている知識も増えてきたので、まずWebの授業を1.8倍速ですべて見ました。自分の知識が定着していないところなど、わかりにくい箇所はもう一度見たり、他の先生の講義を確認したりして色々な角度から知識を入れることができたことがWebの良いところでした。また、Web講義は1つが1時間程度かかるので「さあ見るぞ!」という時間が必要ですが、1つ数分で終わる「動くねこレジ」も空き時間に見ることで視覚的に覚えることができたのでものすごく良かったです。
2023年度に受講した道場講座について教えてください
【澤井講師】直前MAX完全予想これだけ800本
澤井先生の「直前MAX完全予想これだけ800本」は1科目が100問ずつなので苦手科目を見直したい時にキリが良くたくさん解かなければという心理的負担が少ないことです。1日1冊100問をやり、休日に200問すれば一週間ですべての科目が網羅できるやり切った感が得られることです。小さなやり切った感を毎日積み重ねて記憶の定着を行いました。
【椛島講師】灼熱の一般常識最終特訓道場
椛島先生の「灼熱の一般常識最終特訓道場」は2年連続で受講しましたが本当に的中率が高く一般常識が得意科目になるほどでした。どちらの道場もテンポよく進行するので楽しく受講できたことが良かったです。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
まずは私が創業時にお世話になった尊敬する社労士の先生の下で仕事を覚えながら少しずつ独立に向けて準備したいと思います。自営業の仕事もあるので、2足のわらじを履くことになりますが、どちらも手を抜かず力みすぎず長くやっていきたいです。また勉強する習慣がついたので、このまま勉強する意欲があるうちにLECで他の講座も受講してダブルライセンスを狙いたいと思っています。手始めに、今年社労士試験で得意になった年金の知識を忘れさせないように年金アドバイザーの資格も取り、これからの年金についてみんなの相談に乗れるような社労士を目指します。私の今いる業界では労災について知識がなかったり、残業と自己研鑽の時間の境界があいまいなことが多かったりするのでそういったいわゆる「ブラック」といわれることがないように事業主に寄り添い、労働者の助けになる社労士になりたいです。事業主と労働者のお互いを守るために必要な制度を正しく理解してもらい働きやすい環境をつくれるよう活動していきたいと思います。まだまだ就業規則はおろか、有給休暇などについても整備されていない会社が多い業界なので、そういった知らないからやっていないことが少しでも減るように、今の私の携わっている業界が働きやすくなるようにしていきたいと思います。
これから受験される方へのメッセージ
合格率が低く難関といわれますが、それはただの数字です。他人がどんな点でも何回問題集を解いていても関係なく自分がただ基準点を超え、全体の7割以上取れれば確実に合格です。他人に惑わされることなく自分の信念を突き進んでください。つらくなったら嘘でもいいので「勉強楽しいな〜」と口に出してみてください。脳に錯覚させているうちに楽しくなってきます。知識は絶対入っているんです。それがただ緊張で本番で出てこないだけです。本試験の日も「楽しむ」ことでリラックスすればその知識が容易に出てきますのでこれで乗り切ってください。