工藤先生の講座は大変面白く、テンポよく聴くことができ、初めから各法律を横断整理するカリキュラムも魅力。
上田 智草 さん (40歳代)
受講した講座 | 工藤プロジェクトSwing−byセミナー |
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コースの受講形態 | 通信 |
受験回数 | 3回 |
社労士受験を志した理由
総務の仕事をしている時に、人事や労務管理で悩むことが多々ありました。自分には社労士合格なんて無理と諦めていましたが、ある日突然できるような気がして、ものすごく取得したくなり、受験を決意しました。
LECを選んだきっかけ
他の予備校の体験講座も受講しましたが、ただずっと単調に聴いているだけ……という時間が苦痛でした。工藤先生の講座は大変面白く、テンポよく聴くことができ、初めから各法律を横断整理するカリキュラムにも魅力を感じました。また、予備校の案内の方が工藤先生の講義の良さを熱く語ってくださり、内部のスタッフさんをこれほど虜にする講義に興味を持ちました。
インプット時期の学習方法を教えてください
受験経験者だったので、講義の予習を兼ねて先に問題を解き、自分なりに教材を読んでポイントにマーカーし、講義を受講しました。受講中は先生が話したことをメモとしてテキストに書き込み、復習でまた問題を解いてあいまいになっている部分はテキストを読み返しました。先に問題を解く時間がなくても、問題を読むだけで講義中のポイントが見えやすくなりました。何よりこの方法は工藤先生のおすすめでしたので。当初から「試験1〜2ヶ月前に過去問をやっていたのでは遅い」と先生がおっしゃっていたので過去問2周はインプットの時期に終わらせました。
直前期に必要な部分だけ過去問を周回するため、問題の理解度を数段階に分け、番号を振りました。「1→理解不能(後回し)、2→理解に時間を要する、3→少しあいまいな部分がある、4→凡ミスや勘違いで失点、5→今は完璧だが、時間が経つと忘れそう、無印→完璧」直前期はこの中で3と4を徹底的になくし、2は3になるようにと、問題を周回しました。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
過去問の周回はすでにしていましたので、テキストの読み込みの時間を増やしました。特に試験前1〜2ヶ月は工藤先生おすすめの「ペラペラめくり」で高速読み込みをしました。初めはそのような読み方をしてもあいまいな部分を覚え切れないと思っていましたが、高速であるが故によく似た箇所の違いに気づき、頭の中を整理することができました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
通信なので一緒に励まし合う仲間もなく、先生も画面の中だけなので話すこともできず、何より自分の確固たる意思を貫いて机に向かわなければならないことが辛かったです。やる気が出ない時でも通学であれば、行ってしまえばそれなりに集中するでしょうが、通信はゴロンと横になることもテレビを見ることもできてしまうのです。1日進むノルマを決めました。そもそも講義は毎週更新されていくのですから、ノルマはおのずと決まります。働きながらですと、講義に合わせて予習・復習をこなすのも、1日や1週間のスケジュールはギリギリです。机に向かわなければならないことを自分にいい聞かせましたし、1ヶ月も継続すれば机に座らないと落ち着かなくなっていました。ただ、あまりにきっちり予定してしまうと取り戻せなくなった時に諦めそうだったので、3月くらいまでは週2回やる気の出ない日があっても大丈夫なようにしました。やる気のない日は30分のテキスト読み込みで終わりにしてしまう、という感じで。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
仕事は生活の糧なので減らすことはかないません。ただ、あらかじめ試験に挑戦していることを上司に伝え、毎日の残業は30分程度(繁忙期でも1時間)とし、試験前は1週間の有給休暇を取得しました。家事は家族全員で分担し、平日は家に帰ったら勉強以外しなくても良いくらいに協力してもらいました。土日は1週間分の買い出しと、2〜3日分の夕飯作りでした。恵まれた環境だったと思います。感謝しています。
LECで受講して良かった点
初めは講義時間やテキストの量の多さを考えると、ついていけるか不安でした。でも、社労士試験は単に暗記するにも限度があります。LECのテキストにはたくさんの情報が載っています。インターネットでは「そんなところまで無駄だ」という意見も見ましたが、何が出題されるか分からない社労士試験においてLECのテキストに無駄は感じませんでした。社労士試験は毎年見たことがない問題が出ますが、ロジックを理解することで初めて見る問題にもあわてず対応することができると思います。何より工藤先生はそのロジックを楽しく解説してくださるのが良かったです。講義の当初から各法律を横断し、早い段階で年金法を終わることができるカリキュラムは魅力です。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
自分の今のレベルがどこなのか、弱点は何なのかの分析が細かく出るので復習に役立ちました。試験本番ほどの緊張はないものの、会場で受験する雰囲気に慣れておくことができたのも良かったです。私は一般常識の滝先生も好きで、模試の注意事項を読み上げる滝先生に緊張をほぐしてもらっていました。試験本番でも滝先生の説明を思い出し、心を落ち着けました。
フォロー制度の活用方法について
教えてチューターでは、より深く理解するためや自分の考えが間違っていないかを確認するために活用しました。毎回丁寧な回答があり、理解を深めることができました。もともと通信なのでWebでしたが、体調がすぐれないことが多くても家でなら安心して学習ができました。
合格までに受講した道場講座について教えてください
- 【工藤講師】Kudo Project“Swing-by”Seminar2021 Summary編
- 【工藤講師】Kudo Project“Swing-by”Seminar2021 公開道場
答練では出てこないようなマニアックな問題や、工藤先生が考えに考えたひっかけ問題にまんまと騙されたりなど、自分の脇の甘さに気づくことができました。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
独立開業して事務所を開き、昔の私のように実務に困っている方々と一緒に問題解決を図り、企業と労働者双方にとってより良い職場環境を構築できるよう尽力したいです。
これから受験される方へのメッセージ
インターネットには一発合格者がたくさん登場し、落ち込むこともあると思います。選択式は理不尽ですし、いったい何をすれば合格するのかと心底辛くなるかもしれません。私も1年目と2年目の点数が変わらず、一生このままかと思いました。でも、工藤先生が毎月「今の時期はこれに取り組むべき」と配信してくださる通りにするとみるみる実力がつきました。問題の正誤が瞬間に判断できるので、時間も余り、十分な見直し時間を確保しました。選択式も36点で各科目4〜5点だったのは、自分が理解したロジックから文章の前後を把握して正解を導けたのだと思っています。勉強は、自分と先生を信じて突き進むほかありません。辛い気持ちは痛いほど分かります。でも、必ずやった分だけ報われます。あともう少しと自分を奮い立たせて頑張ってほしいです。試験では問題が配られてから試験開始までの間、かなり長く感じます。緊張もピークです。この時間はテキストの内容がうまく思い出せずに焦ったりするかもしれません。何も考えずに心を落ち着けて。これまで支えてくれた家族や友人、何より無理を押して頑張ってくれた自分に感謝する時間にしてはいかがでしょうか。試験中、何がひらめくかもしれませんよ。