工藤先生の講義は最高です。勉強に行き詰まった際、相談していましたが、その度に励ましてくださいました。
津村 幸一 さん (20歳代)
受講した講座 | 工藤プロジェクトSwing−byセミナー |
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コースの受講形態 | 通学 |
受験回数 | 2回 |
社労士受験を志した理由
きっかけは、高校生の時に見た竹内結子さんが主演の「ダンダリン」というドラマでした。労働基準監督官をテーマに扱ったドラマでしたので、社労士が役として登場しました。ドラマの設定上仕方のないことですが、労働基準監督官が正義、社労士が悪という構図で描かれていたのが印象的でした。そこから6年が経ち私も社会人となりました。この6年で過労死の問題や、働き方改革の話など労働に関する話をたくさん聞くようになり、労務管理の重要性に興味を持ったことが、社労士受験を志す動機となりました。
LECを選んだきっかけ
1年目は工藤先生の合格コースを受講しました。社労士以前からLECにはお世話になっていたので、LEC以外の選択肢はまずありませんでした。
1年目の途中から、社会人1年目で仕事について右も左も分からない自分が、一発合格はできないだろうと思っていたこともあり、2年目はSwing-byセミナーを受けたいなと思うようになりました。工藤先生には1年目の途中でその話をしたら、今を全力で頑張りなさいと怒られましたが(笑)。
インプット時期の学習方法を教えてください
1年目は、とにかく講義について行くので精一杯でした。さすがに1回で理解するのは難しいと思ったので、1周目は工藤先生の講義を受講し、2周目で椛島先生の講義を受講しました。2年目は、ある程度要領も掴めていましたし、択一は大丈夫だという自信があったので、工藤先生が作成されたテキストを読む、読む、読むという選択式対策を中心に行いました。私は今年社労士と行政書士のW合格を目指していたので、ゴールデンウィーク前までは、行政書士のインプットも同時並行していました。ですので社労士の過去問演習はあまり行いませんでした。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
択一は大丈夫という自信があったので、過去問を解くことはかなり後手に回っていました。その結果、第1回、第2回の模試では、択一で去年の本試験の点数を超えられず、苦しい時期でした。直前期は基本的には模擬試験や実戦答練や道場の問題の選択肢をひたすらインプットする方法(これは1年目でもやったことで、この勉強法で1年目も合格点まで択一は伸ばすことができました)と、選択式の復習に徹しました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
辛かったのは、やはり選択式試験です。どれだけやっても不安は拭えないですし、毎年厳しい問題が出題されるので、本試験当日まで心配でした。1年目では選択式1科目で不合格になってしまい、社労士試験の洗礼を浴びたので、2年目は絶対合格できると言い聞かせていましたが、模試で3点を切ってしまう科目があると、落ち込んでしまいました。その克服は、工藤先生のテキスト、Authenticをひたすら読むことと、LEC以外の模試や市販の模試等もひたすら解くことです。一般的にはあれこれと手出しすることはよくないといわれますが、他社の模試等も解くことで、本試験で、予想された論点が出題されたらラッキーだと思って各社の模試を解きました。私は自分への投資を惜しまないタイプなので、選択式だけのために他社の模試をやるのも一つの方法だと思います。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
通勤時間でテキスト読みを行うようにはしていました。通勤時は各科目ごとのものではなく、ツールボックスや合格レスキューなどの複数の科目がまとまったテキストや、白書講座のテキストなどを中心に読んでいました。行政書士との両立については、社労士については毎週土曜日の講義をペースメーカーにして、その6時間はひたすら集中するようにしていました。あとは、勉強は継続が一番大事だと思いますが、私は飽き性なので、1科目だけやることはほとんどなく、労災保険に飽きたら年金をやったり、社労士の勉強に疲れたら民法や行政法をやっていました。
LECで受講して良かった点
まず、工藤先生の講義は最高です。雑談もただの雑談ではなく試験に出る可能性のある話をしてくださいます。そして勉強に行き詰まった際は、相談していましたが、その度に励ましてくださいました。1年目の本試験後のイベントで、先生はよく私のことを取り上げてくださりました。工藤先生に「初学で47点を取った人がいる。」と紹介してくださったことがあり、そこの部分を切り取って携帯に保存していました。モチベーションが下がった時は、それを見直して、また勉強をやるようにしました。2年目の本試験後、工藤先生から「僕の中ではもう合格しているから」といわれた時は家に帰ってから嬉しくて泣きました(笑)。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
一番良かったのは、解答解説冊子が左に問題、右に答えとなっていた点です。他社の模試では、解答解説に問題文が掲載されていないものもあり、この点LECの模試は復習しやすくありがたかったです。また、模試受験後には工藤先生のイベントがあり、復習の仕方などのアドバイスをいただけたのもありがたかったです。模試受験時は、解答を終えた後、自分で問題冊子に○△×を書き込み、何点取れているかの計算をするようにしていました。この方法で自分の出来具合を確かめ、自己採点するとほぼ誤差がなく、本試験でも同じ方法で試験中に択一は合格点取れているなと確信しました。ちなみに模試の復習は受験の次の日にはやることにしていました。復習の方法は、澤井先生と椛島先生の解説講義を聞くことから始めました。成績表が返ってきた時は、自分の間違えた問題で、正答率60%以上の問題はピンクマーク、40〜60%の問題は黄色マーク、40%に満たないが実は基本的な論点の問題は青マークをして、この問題達をやっつければ合格するんだと思って復習していました。
フォロー制度の活用方法について
滝講師のテレフォンチューター制度では、模擬試験の結果から、次回までに何をやればいいかという点や一般常識対策についてどのように勉強を進めればいいかという点について相談に乗っていただきました。工藤ゼミ生限定の月刊Swing-byでは、講義では扱えないような少し細かい点の解説や直前期の学習方法など学習経験者に合わせた勉強方法を教えていただけました。LECの講義では通学を申し込むとWebフォローが標準装備されています。また、通学講義を収録したものを3日後から欠席フォローとして見ることができるので、万が一欠席してしまっても次回の講義までに追いつくことができました。
合格までに受講した道場講座について教えてください
- 【椛島講師】空欄穴埋め復習ゼミ
- この道場は、各科目の大事な数字を穴埋め形式で網羅できる講座になっていたので、模試前の見直しに活用しました。Zoom配信もあったので椛島先生の講義を受講できる貴重な機会でした。
- 【椛島の大胆予想! 選択式32題】
- これもほぼ精神安定剤のようなものでした。選択式1空欄でも当たればラッキーと思い、他社の模試と同じように藁にもすがる思いで受講しました。
- 【椛島講師の模試詳細解説講義】
- 模試解説を受講し、大阪から椛島先生に毎月1回電話相談を行っていただきました。基幹講座をとっているわけでもないのに、毎月とても親身にご相談に乗っていただきました。もし東京に住んでいたら椛島先生の講義をとっていただろうと思うくらい、椛島先生の講義も楽しく、合格につながる講義でした。
- 【工藤講師】最後に“すっきり! 整理!”道場
- 本試験で選択式の労一を見た時、勝利を確信しました。昨日見たやつ!がそのまま出題されたのはやはり嬉しかったです。
- 【椛島講師】主要6科目限定!かば流2段階で5択攻略アカデミー
- 【椛島講師】絶対基礎論点!全科目究極FINALチェック
- 【工藤講師】合格レスキュー2021 BASIC
- 【工藤講師】合格レスキュー2021 FINAL
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
私の場合すぐに登録というわけではありませんが、行政書士もおそらく合格していると思うのですが、もしダメだったら来年必ず合格します。(笑)
そのあとは、司法書士を目指してトリプルライセンスを目指すのもいいかなと思っています。資格コレクターになるつもりはないですが、いつか独立するのであれば、その際は中小企業診断士と取得し、しっかりとした中身のあるコンサルをできるようになりたいと思っています。
工藤先生はよく、「書類書きになっても仕方ない」というお話しをされますが、その通りだと思います。ふと働き方改革は、法律でどうこうできる問題なのかと思ったことがあります。規制だけあっても理解が得られなければ成り立たない。働き方改革を進めていくには事業主の理解が必要ですし、そのためには社労士による労務管理のアドバイスが不可欠だと思います。この先独立することがあれば、会社に対して未来を見据えた労務管理の提言をできるようなそんな社労士になりたいです。
これから受験される方へのメッセージ
社労士試験は難しい試験です。私が今まで受けてきた試験の中でも一番難しい試験でした。でもその難しさというのは、内容が難しいというわけではなく、試験形態によるものがほとんどだと思います。この先も選択式試験で、なんでこんな問題出すんだろうと思う問題が出てくると思いますが、自分がそう思う問題は周りもそう思ってるはずですし、そんな時は意地でも2点を確保する執念が必要です。また、通学講義を受講しているといろんな方がいます。授業の時間に平気で遅れて教室に入ってくる人、テキストを忘れたことをスタッフさんのせいにする人、常に携帯が鳴り続ける人、はっきり言ってこういう人は受からないと思います。「当たり前のことを当たり前にする」というのは勉強に限ったことではないと思います。努力できる人はとてもかっこいいと思います。