私が受講したコースでは、4人の先生が同じ科目を担当し、時期をずらして違った角度からの講義を受講できた。
西村 利夫 さん (60歳代)
受講した講座 | 年金キーパー+中上級コース |
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コースの受講形態 | 通信 |
受験回数 | 6回以上 |
社労士受験を志した理由
もともと管理職で入職した後、実務担当となったため、実務知識を深めるためでもありましたが、定年後の再雇用期間に担当業務と関係ある学習をすることで、生活に張りを持たせることが最大の理由だったと思います。
LECを選んだきっかけ
通信の学習で色々な先生の講義を受講できることが最大の理由です。4人の先生はそれぞれ特色があり、時期をずらして違った角度からの講義を受講し、より深い理解と知識の定着に努めました。東京や関西圏での指導経験の長い先生方の講義を、自分の都合の良い時間に何度でも聴けることは大いに有意義でした。あとは、再受講割引制度の利用においても大いに助かりました。
インプット時期の学習方法を教えてください
前項でも記載しましたが、違った先生方の講義を時間差で波状的に聞くことで理解と知識を深めるようにしました。また、講義終了後に一問一答問題集にあたってみて、疑問点をパーフェクトテキストで確認し、テキストに間違えた部分や注意事項を補足記入することをひたすら繰り返しました。これにより、知識の定着がなされていったのだと思います。予習はしませんでした。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
直前期には実戦答練や公開模試のほか、各科目ごとの確認テストや本試験予想答練を繰り返し解きました。コースのものだけでなく、前年度の問題や「出る順社労士 当たる!直前予想模試」も繰り返し解き、問題に接する機会を増やしました。特に模試は本番と思って、時間配分に重きをおきました。個数問題や計算問題は後回しにし、時間をかける肢と一本吊り等のできるの選択に細心の注意を払い、問題を解く順をある程度決めておきました。またこの時期は今まで足切りにあっていた判例問題にも多く当たり感覚を養うようにしました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
学習上で辛かった点はあまりありませんが、今まで選択式の労基や労災で足切りに合うことが多く、あと一歩の状態が続いていました。特に判例問題には自信を喪失していました。この学習方法が見つけられなくて悶々としている時期が一番辛かったように思います。判例問題は日本語としてどうなのか、と思うほど理解しがたく毎年選択問題で足切りに合っていました。滝先生の「黙っちゃいられないシリーズ」や判例中心の問題集を見つけ、何度も読み込むようにしました。学習方法を自分なりに決めたことで安心感が広がりました。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
学習時間を記録し、各科目均して時間をかけるようにしました。また仕事で忙しい時期は前もって日々の学習計画にメリハリをつけ、学習時間の薄い時期と挽回時期を前もって計画に織り込むことで、忙しい時期を焦ることなく乗り切ることができました。
LECで受講して良かった点
私の受講した通信のコースでは、4人の先生が同じ科目の講義を担当され、それぞれに特色がありました。まず椛島先生はいつもペースメーカー役で早く学習を進めることができ、山下先生は各科目の概要や科目間の関連の説明で全体間の把握ができ、澤井先生はシャープな講義の中にも色々と元気を頂き、大野先生には強弱をつけた講義と実務との結びつきで社労士となった先を想像させていただきました。最後に滝先生には今まで不合格になった度に、温かい言葉で励まされてきました。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
全日本公開模試はその時点での自分の位置が分かり、弱点を知ることができます。また、時間配分を考え本番での作戦を立てるのに有効だと思います。今回の択一試験では非常に分量が多かったのですが、役だったと思っています。
フォロー制度の活用方法について
教えてチューター制度は、試験での得点上、明らかに疑問がある時のみ質問しました。すっきりした気持ちで先に学習を進めることができました。ぽちぽち過去問は、冊子での学習を終え、直前期に時間を図りながら問題を解くのに役立ちました。自習室は、直前期に他の受験生を意識しながら、集中して学習することができました。Webフォローは、自分の都合の良い時間に色んな先生方の講義を受講できて良かったと思います。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
雇用の時代に夢描いていた「独立開業」の道を進みたいと思います。本年3月末で雇用契約が終わり、すでに就労の世界にフリーランスとして入っています。「雇用の安定と企業の発展」を目指した自身のコンサルタントの事業を膨らませたいと思っています。経験のうちに、もう少し絞り込んだ、進みたい分野を自身の得意分野にできればと思っています。
これから受験される方へのメッセージ
中小企業診断士資格は平成10年に2年間で取得しました。社労士資格は連続7回落ち、今回が8回目でした。私はLECへの受講手続きの時いただいた小冊子「初歩の初歩」で、8回目や10回目で合格された手記に大いに励まされました。特に「諦めなければ必ず受かる」という言葉が深く響いています。この受験勉強をどうするかは、すべてはあなた次第だと思います。ご健闘をお祈りしています。