毎回、澤井先生の明るく軽快な講義を観るのが楽しみで、お陰様で最後まで学習を続けることができました。
川西 康夫 さん (30歳代)
受講した講座 | 合格コース |
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コースの受講形態 | 通学 |
受験回数 | 1回 |
社労士受験を志した理由
私は、大学卒業後に入社した会社を28歳の時に退職し、東京で飲食店を開業して6年ほど営業を続けていました。飲食店の仕事は本当に楽しかったのですが、35歳を前にして家族の状況に変化があり、それをきっかけに自分の人生設計を考え直した結果、お店を閉めて再度のキャリアチェンジに踏み切る決意をしました。今から2年前のことです。そこで、サラリーマン時代に従事した人事労務の実務経験と専門知識が活用でき、独立開業も可能な社会保険労務士の資格を取ろうと考え、社労士試験にチャレンジすることにしました。
LECを選んだきっかけ
今回の受験に際して私が個人的にアドバイスを頂いた開業社労士の先生が、LECの澤井先生のクラスの卒業生でした。澤井先生の講義は解りやすくて良いからと熱心に薦めて頂いたことが決め手になりました。
インプット時期の学習方法を教えてください
昨年9月の合格講座の開講時から学習を開始しましたが、1月ごろまでは講義に出席してテキストにマーカーや書き込みを入れ、休日に読み返す程度の学習しかしていませんでした。学習を本格化させたのは2月下旬からです。
まずはWebで講義をもう一度見直し、テキストにもマーカーや書き込みを追加しました。基本的なこともなかなか記憶できず苦労しましたが、記憶の定着には反復継続が重要だと考え、テキストを繰り返し読み込んで基礎を固めました。テキストの復習を効率化するために、ポイントをまとめたレジュメを作成しました。テキスト10ページ程度のポイントをA4のレジュメ1枚に集約し、テキストに貼り付けます。これで復習にかかる時間をかなり短縮できました。数字の暗記には語呂合わせを活用し、繰り返し声に出して覚え込みました。「あんきモン」のテキストや講義動画もしっかり活用させて頂きました。過去問は、最初は解答ページをかくして問題を解いていましたが、あまりにも時間がかかり過ぎるため、途中から問題と解答にまとめて目を通すようにしました。過去問の学習回数は全科目2回です。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
本論編の講義の終了後も、テキストの反復学習を基本としつつ、過去問に代えて答練や模試の問題を解くというスタイルで学習を継続しました。私の場合は、特に模擬試験を重視していました。各回の模擬試験前の1ヶ月間で、全科目を復習することを目標に学習のスケジュールを立てました。1回目の模試は会場で受験できず、後日自宅で解答しましたが、2回目・3回目は新宿エルタワーの教室で受験しました。会場受験の方が本番に近い環境で問題に取り組めたので、試験に慣れるためには良かったと思います。模擬試験の受験とその後の解答解説の復習にはかなりの時間と根気が必要でしたが、そのおかげで実力が大幅に向上したように思います。
模擬試験の点数も、回を重ねるごとにアップしていきました。試験直前の8月には澤井先生の直前MAX800本を受講しました。正直なところ、この講座は辛かったですね。それまで、テキスト、過去問、答練、模試と詰め込みに詰め込みを重ねてきて、最後の最後にまたしても800問を頭に叩き込まなければなりません。ただ、この直前講座をやり切ったことで、「ここまでやったのだから、必ず合格できる」という本試験に向けた自信がついたように思います。
スランプ克服法・苦しいとき、どう乗り切りましたか?
短期間の学習で膨大な知識を詰め込まなければならないのが、最もつらかったことです。元々、暗記することは得意な方ではないので、学習の初期はテキストを何度読んでも基本的なことすら覚えられず、記憶を定着させることに苦労しました。
記憶を定着させるには、反復継続しか方法はないと考えていました。人は、同じことを7回繰り返さないと覚えられないという話を聞き、それならテキストを7回復習するしかないと考えて、そのためにテキストのポイントをレジュメにまとめて復習に掛かる時間を短縮する方法を思いつきました。
テキスト10ページ程度のポイントをA4のレジュメ1枚に表形式でまとめるという要領です。レジュメ作成に時間は掛かりましたが、反復学習と時間短縮にはとても効果的でした。基本的な事柄をきちんと記憶できていたことが、本試験での正解率向上につながったのではないかと思います。
LECで受講して良かった点
澤井先生の講座を受講できたことです。コロナの影響でWebの動画配信での受講でしたが、毎回、澤井先生の明るく軽快な講義を観るのが楽しみで、お陰様で最後まで学習を続けることができました。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
本試験に限りなく近い環境で実力を試せたことが良かったと思います。また、試験問題だけではなく、受験後の解答解説もとても充実しており、それまでの学習で気付かなかったポイントを認識したり、勘違いしていたところを修正できたりしたことが、本試験での得点アップにつながったのではないかと思います。
合格までに受講した道場講座について教えてください
- 【澤井講師】直前MAX完全予想これだけ800本
- 澤井先生の直前講座で出題されていたものと全く同じ問題が、本試験の国民年金の択一に出題されていました。試験終了直前の時間ギリギリのところでしたが、この問題のお陰で正解を選択することができました。
フォロー制度の活用方法について
今年度はコロナウィルス感染症による緊急事態宣言が出された影響で、教室での講義が数ヶ月にわたり中止になりました。そのため、やむを得ずWebフォローを活用して澤井先生の2020年合格講座を自宅のパソコンで視聴することになりました。Webフォローを活用して良かった点は、講義の聞き逃しがなくなったことです。
澤井先生の講義はテンポ良く進んでいくため、テキストにマーカーや書き込みを入れている間に講義がどんどん先に進んでしまい、大事な部分を聞き逃してしまうことが多々ありました。その点、Webの収録講義の場合は、書き込みを入れたい時に動画を一時停止にしたり、聞き逃した箇所を繰り返し視聴することができますので、聞き逃しがなくなり講義内容の理解にとても役立ちました。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
サラリーマン時代に企業の人事労務に携わった経験も踏まえ、経営者と従業員がより良い関係を構築して組織と個人をさらに成長発展させられるよう、社労士資格と専門知識を活用してご支援したいと思います。
12月に出身地の兵庫県神戸市に転居し、兵庫県社労士会に来年1月1日付での開業登録を申請いたします。開業後は、兵庫県尼崎市に事務所を開設する予定です。
これから受験される方へのメッセージ
社労士試験は出題範囲が広く、暗記が必要な項目も多いため最初は学習に苦労されると思いますが、自分に適した学習方法を見つけて根気よく継続して頂きたいと思います。学習に費やした時間は決して裏切りません。
今はできなくても、必ずできるようになると信じて頑張ってください。