LECの講義はわかりやすかったし、覚えることも明確に示されていた。
稲村 繁輝 さん (40歳代)
受講した講座 | 年金キーパー+中上級コース |
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コースの受講形態 | 通信 |
受験回数 | 2回 |
社労士受験を志した理由
仕事上社労士の知識があればいいと思い、自己啓発という観点から受験を決めました。また、独立開業や勤務社労士にも興味があったからです。
LECを選んだきっかけ
LECでは行政書士の講座でお世話になっており、その時の学習経験上、他の予備校のものに比べて、見やすくまとまっていると感じていて、学習のしやすさもありました。また、個人的な主観になると思いますが、細かすぎず、足りなさすぎず、合格に必要な知識がちょうど良いボリュームでまとまっていると感じたことが一番です。
テキストのわかりやすさ、まとまり、ボリュームに関しては一番だと思います。また、講師陣も豊富で受講前に自分の学習スタイルに合いそうな講師も選べることが良かったです。
どこの予備校も事前に講義の様子を見ることができると思いますが、自分が見た中ではLECの講師はわかりやすく、覚えることが明確でわかりやすいと感じました。
インプット時期の学習方法を教えてください
まずはDVD講義を受けながら、講義中に講師がチェックした箇所にマーカーチェックを入れ、自分でしっくりこない箇所に、あとからテキストを見返した時に、これはどういう話しだったか解るように、講師の解説などをテキストに詳細なメモを入れたりしながら、まずはその科目のテキストを完成させるように1回目を教材が発送されてくる順にどんどん聴いていきました。
それに合わせて一問一答過去問BOOKでなるべく講義で聴いたところの復習をやるようにしていました。なかなか一問一答過去問BOOKの演習は講義で聴いた通りに全部は復習できませんでしたが、そこで止まることはせずに、1回目の視聴はカリキュラムに遅れないようにどんどん進めていこうと思い、復習ができた箇所、できなかった箇所もありながら、まずは1周講義を受けることを目標にしました。
その理由は社労士試験は覚えることも多いため、最初から細かく見て行くよりも重要箇所だけでもいいからある程度理解して覚えていき、細かな所は2回目以降の視聴や問題演習をやりながら覚えていこうという方向性で進めたかったからです。まずは「木を見て森を見ず」にならないようにと思い、まずは全体を早く確認することに努めました。社労士は科目が多く、科目の特性もあるため、1度講義を視聴して、自分がよく理解できた科目や視聴した内容が記憶に残ってる科目はどれかを見極める必要もあります。
また、カリキュラムで送付された範囲のDVDを1回目視聴した後は、次のカリキュラムが届くまでの間、テキストのチェック箇所を確認しながら何回も繰り返し視聴しました。また、テキストが見れない車の中でもDVDを流して何度も聴きました。何回も聴いているうちに自然と覚えましたし、テキストがなくても音声だけで内容が理解できるようになりました。最後のほうは1.5倍速以上で時間を掛けずに科目の全体復習や科目の中でも苦手箇所のみを倍速で聴いたりしながら総復習にも使いました。
アウトプットに関しては、最初のうちはDVDで聴いた科目を中心に次の日の仕事のお昼休みの時間などを利用して一問一答過去問BOOKや市販の問題集をやりながら基礎知識をインプットしていきました。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
講義編終了後は自分の中で完成度の低い科目や、配点の高い社会保険3科目を中心に一問一答過去問BOOKや確認テストの復習や市販の問題集など問題演習をやりながら、自分の苦手な所や暗記がしっかりされてない箇所を問題集に付箋を付け、その箇所のテキストに戻り読み返したり暗記し直したり、DVD講義の復習で聴いたりして、なるべく穴を作らないように仕上げていきました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
つらかったのは、なんといっても暗記する量がとても多かったことです。講義を聴いて理解できないことはほとんどありませんでしたが、数字に関しては、かなり覚えることがあり、また、似たような内容や制度について暗記しなければならない量はもちろん、その記憶と整理が大変でした。特に最初のうちは覚えていけますが、科目が進むにつれ暗記の量が多くなり、はじめの頃の知識を忘れていき、また似たようなものでごちゃごちゃになります。
社労士試験を完璧に仕上げた上で受験することは到底無理な話なので、忘れたものは何度もテキストに戻って暗記し直しました。特に似たようなものに関しては気づいた時にテキストに「何の科目の何ページと比較」とメモを入れ、勘違えないようになるべくテキストに情報を集約してメモや付箋を入れるようにしました。メモや付箋は、特に自分が忘れやすいもの、勘違いしやすいもの、似た制度や似た内容のものに貼っていました。
忘れているものや他の似たものと勘違いしているもの、理解が不足しているなどはテキストを確認するだけでは気がつかないので、やはりどんどん問題演習をこなすことで、知識の定着になると思います。問題演習をこなす際に、間違えたものや知識を混同したものなどは、その都度面倒くさがらずテキストに戻って確認しました。その際に、再度間違えて戻ってきた時、すぐに確認できるようメモしたり、リンクを残したりしながら確認しました。こうすることで、特に直前期に、これと似た内容を探す時間を短縮できると思い、面倒くさがらずやりました。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
仕事や家庭の用事で勉強時間が取れないことはありましたが、できるだけこの時間は勉強する時間と決めてやっていました。それでも時間が取れないこともあったので特に直前期(3か月前くらい)からは睡眠時間を削って夜中の2時、3時まで勉強したり、仕事の昼休みに問題演習をしたり時間を作ってやってました。
また、家事で出かけて勉強できない日なども車でDVD講義を流して復習やインプット時間にあてたりしながら少しでも学習時間を作るようにしました。これには家族のサポートがあってこそできたこともあると思います。
LECで受講して良かった点
自宅の地域に社労士の予備校がなく、通信で受講する方法を選ぶしかなかったという点でやはり大手の予備校の方が歴史が長い分受講しやすい形態になっているんじゃないかと思いLECを覗いてみたのが始まりでした。
個人として感じ方は違うと思いますが、自分は何社か他の予備校のテキストや講義も確認しましたが、LECのテキストがわかりやすくまとまっていると感じました。
講義に関しては他の予備校を含めて全て確認できていませんが、LECの講義はわかりやすかったし、覚えることも明確に示されていたので自分には合っていると思いました。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
模試についてはネットでも、LECの模試は難易度としても一番本試験に近いという評判も多かったです。実際に受けてみて基礎がしっかりチェックできて、また、応用的な問題もあり、また、今の試験傾向が模試の中にも反映されていて非常に役立つものでした。
例えば、国民年金では後半に事例問題がくるなどの傾向が反映されていたりで本番に近い分、本試験での時間配分のシミュレーションができたりなど非常に役立ちました。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
成年後見などの関係することを仕事で扱っていて興味があったため、司法書士を目指して学習中ですが、現在保有している社労士資格や行政書士資格や宅建資格を活用して将来的に司法書士の事務所を開業してみたいなと思っています。
これから受験される方へのメッセージ
最初は覚えることも多く大変に感じることもあると思いますが、LECのカリキュラムや教材や講師を信じて学習を進めていくことで道は見えてくると思います。あとはそれにしたがってどれだけ自分が努力できるかだと思います。努力すれば決して合格が難しいものではないと思います。努力した者が受かる試験なので頑張ってください!