LECは通学と通信の乗り入れ自由で、今年のように通学困難になっても困ることがないのがとてもいい。
安部 かおり さん (40歳代)
受講した講座 | 中上級コース |
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コースの受講形態 | 通学 |
受験回数 | 2回 |
社労士受験を志した理由
ここ数年で派遣となり人事労務でお世話になったことがきっかけです。派遣だけどたった1人の社保担当で始めはとても苦労しました。今更ながら今後私の人生を助ける知識や経験が欲しいと考えていた私にとっては魅力的なポジションでした。有期の派遣であることや、今後この様な仕事を続けていくためには経験と資格どちらもほしいと思いました。若くはないので経験を得てから今後の仕事に活かすには遅すぎて、経験しつつ資格を取ることができれば大きくプラスになるのではないかと思い、受験することにしました。
LECを選んだきっかけ
人事総務検定を受けたことがあったので、1番近い池袋の椛島先生の説明会に参加して決めました。LEC(椛島先生が?)は板書が少なそうだと思いました。板書が多いと講義に集中しにくいだろうなと思っていたので、決め手となった1つでもあります。
インプット時期の学習方法を教えてください
1年目は講義翌日からその範囲の過去問を始め、次の講義までに2回。確認テストの前日にもう1回。ただ科目後半部分の回数がなかなか稼げないのは悩みでした。講義から確認テストまでは、過去問→解説→テキストの繰り返しで、あまり覚えようとはしませんでしたが、勝手に覚えられるものは覚えられるものだと感じました。それ以外に暗記しないと始まらないような雇用の所定給付日数などは、覚える時間を少しとりました。高速回転させるんだよと先生も仰ってたように、適度なスピード、勢い、リズムを意識していました。
2年目以降は、講座申込が12月半ばだったので、社保3科目の過去問と労働系のWeb講義視聴から始めました。社保は過去問をやり直して見えてきた穴を潰すために、あえて覚えることもしました。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
GWから1回目の模試までは1日に5科目で予定を立てました。どの科目捨てられないならと始めましたが、1日に複数科目に触れるのは慌ただしく感じ、大変でした。その後の直前期のことを思えば、この時期にやってみてよかったのではないかと思います。
1回目の模試以後は、答練、横断、白書や本論編以外のオプションや道場と本試験までかなりの予定が入っていました。1日にやる科目を平日は5→2or3科目に減らし、講義のない休日には科目数を増やしました。その後の模試前は2、3日かけて確認テストや答練をやり直すことで全体に触れるよう心掛けました。8月は1日の科目数を増やし、道場復習、テキスト読み、白書、暗記中心に勉強しました。
2年目は予想外のコロナのせいもあり大きく予定が狂うこととなりました。ただ私の場合は勉強時間がゼロになることはなかったので、やれるとこまで諦めずにやっていこうと考えていました。
通学は諦める→椛島先生がWebで必要なことを全部言ってくれると信じる。模試は家→集中しきれなそうな家でも、絶対合格点を取ると思ってやりました。講義視聴と模試予定は変更しない、それ以外は無理と思われる場合は即変更→本試験日に変更がない限り、講義と模試の予定だけは変更しないと決め、それ以外の勉強予定は昨年できなかった取捨選択をどんどんしました。8月は前年よりも1日の科目数を減らしました。1日の中心はテキスト、模試復習で、日によってレベルアップオプション復習、白書、改正、横断を少しずつ入れて。最後の2日間はレベルアップオプション、横断ブック、メモ確認で終えました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
つらかったのは、講義の科目間に休みがなかったことです。科目間に休みが欲しいなといつも思ってました。頭にの中を整理する時間とかないのか?って思ってましたが、強制的に始まるのでつらかったけどすぐに忘れることができました。今思えば、休みがなくてどんどん進む感じが良かったのだと思います。
5肢択一になった時に、曖昧な知識が多いことや全然覚えられていないことが露呈し、得点にならないという現実を知って、他人事のように大変だと思いました。どんな所が論点になるのか、覚えてなきゃならない箇所が一度に沢山浮き彫りとなるので、やらなきゃいけないことが明確になった瞬間でもありました。
ちゃんと勉強をしているから不安になるんだよと先生は仰ってくださいました。今では、択一の点数も悪くなかったのでもっと自分信じていければ、あと1点取りきれたのかもと思うこともあります。2年目は何とも特殊な年になってしまったので、早い時期から開き直って勉強に向き合うしかなかったせいなのか不思議と不安な気持ちにはまったくなりませんでした。模試の時の”絶対合格点を取る”というのはイコール絶対に落としてはいけないものを必ず取るという意味で考えていたと思います。このように目標というか目線を定めることができた年だったので、迷いも不安もなかったのだと思います。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
私は色んな意味で勉強の時間をとりやすい状況でしたが、ルールを決めたり、仕事や家事はそのことに集中したりすることにしていました。
LECで受講して良かった点
椛島先生の講義は、テキストの注目すべき点を明確にしてくださいます。これが自分ではできないから学校へ通う理由と思っていたので、1番の良かった点です。講義では生徒への問いかけや、あらゆる横断歩道的な要素が入ってくることがとても良かったです。先生には様々な時に状況を報告しこれからの勉強予定や方法を相談させて頂きました。2年目はこれができませんでしたので、状況は違いますがこれまで伺ったお話を思い出しながら進めていけました。
LECは通学と通信の乗り入れが自由で複数の講師の方々の講義が聴くこともでき、今年のように通学困難になってしまった場合でも困ることがないのがとてもいいと思います。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
講義同様Webで解説を複数視聴することができ、解説冊子が使用しやすかったです。ファイナルまで含めると他のどの資格学校より早くから直前まで、模試に挑めるところもいいかと思います。2年目には他校の模試を1度自宅受験しました。テキストが違うので復習がしにくかったです。LECでは触れていない改正点が出てきましたが、分かりにくいのは即捨てました。それ以外の内容においては、確かに論点が細かいなと思ったり、出題の仕方が違うなと思い難しく感じました。ただし出題される論点に大きなずれはないように思えたので、LECのみで充分だと思いました。
合格までに受講した道場講座について教えてください
- 【澤井講師】10時間で仕上げる!一般常識圧迫講義
- 【椛島講師】椛島の大胆予想!選択式32題
1年目は椛島先生の道場を全て受講しました。講義の時は違う説明の仕方をされたり、道場で改めて同じことを聴いたから分かった点も多くありました。
2年目は絶対受講しようと思っていた「椛島の大胆予想! 選択式32題」をWeb受講しました。数年前よりは簡単な問題も作っていらっしゃるとのことで、選択式としてはもちろんのこと択一対策としても注目点を示していただいたように思い、取り組み甲斐がありました。
フォロー制度の活用方法について
分かりにくい箇所は複数講師のWebを視聴したり、音声をダウンロードして通勤時間や昼休みに聴いてました。ぽち問は、外出先でとても役立ちました。短時間の外出にもあるすき間時間や、会社の休憩時間に気軽にやれるところが良かったです。
基本的には音声ダウンロードを使用していました。何度も同じ講義を聴けるので頭に残るようになったと思います。音声だけの時は、テキストを思い浮かべながら、頭の中で確認しつつ聴いていました。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
経験の少ない分野で、経験も積みながら資格取得もすることで社労士領域の知識と経験、仕事を得ていけることを私の目標として勉強を始めましたし、これに変わりはありません。開業できる資格であることも資格取得に向けてはとても魅力的な点でもありました。予定はまったくありませんが、2019年不合格になった時“2020合格””2025開業したかったら開業”という少し曖昧な目標をたてました。ステップアップしていくには目標が必要かと思いますので、実現できるように様々なことを視野に入れて貪欲に過ごしていきたいです。
今後も社労士以外の勉強をするかと思いますが、合格するための勉強をすることはないかと思います。必要になればやらざるを得ないかもしれませんが、社労士試験は過酷だったので、やりたくないというのも本音ですし、今回得た知識を高めていきたいです。
これから受験される方へのメッセージ
失敗しましたが、1回で合格する人もいると聞いて、密かに狙っていました。でもその1年目があったので今年合格できたと思っています。時期や状況によっては無理もあるかもしれませんが、一番近い本試験での合格を目指す気持ちでやっていくのがいいのではないかと思います。またこの試験は簡単ではありませんが、勝算のあるはずの試験ですので、少しでも勉強する時間があれば諦めずに勉強していってほしいと思います。