山下先生の名物道場「1・2・3」のテキストをひたすら読みました。
木暮 洋司 さん (50歳代)
受講した講座 | 年金キーパー+中上級コース |
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コースの受講形態 | 通学 |
受験回数 | 6回以上 |
社労士受験を志した理由
当時、職場では40代半ばとベテランではありますが、やはり会議などでは低い役職の私の意見は軽く見られていないことが多いような気がしたのです。(もちろん気のせいだけと思いますが)そこで、社労士という立場になれば私の意見もそれなりに受け入れてもらえるのではないかと考えたからです。
LECを選んだきっかけ
山下先生の指導に惹かれて続けたのですが、やはりLECが良いのはWebフォローの講師が自由に選べるところです。自分が普段指導をうけている講師の映像でなくては全くフォローにならないと思います。
また大手予備校なのに、平日夜クラスはいつも寺子屋のようで先生にも顔を覚えていただき親身になってご指導いただきました。経営的には受講生が多いほうが良いのだと思いますが、少人数クラスの良さも魅力でした。
インプット時期の学習方法を教えてください
テキストを自分流にカスタマイズしておりました。山下先生が「ココ、ココ、ココです」と連呼されたところは赤でアンダーライン。ポイントメモ(山下先生の雑談)は青字。「選択式が好きそうなところです」は緑でSマークと後で読みやすいように仕上げていきました。山下先生の指導では直前期まで「色付け禁止」でしたが…。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
山下先生の名物道場「1・2・3」のテキストをひたすら読みました。本講座のパーフェクトテキストは10冊です。でも「1・2・3」のテキストは労働法編と社会保険編のたった2冊なのです。これっぽちで充分なのか不安になるほどです。条文順にならんでいる過去問そのままの文章を小坊主がお経を覚えるようにひたすら読んでいくだけで、何とも言えない「ホンモノ」の言い回し、クセを会得したと思います。
もうひとつは選択式で出題されたら泣くに泣けない「高額療養費」などのいやらしい公式シリーズを叩き込む。ひたすら写経のように書きました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
やはり、なかなか結果(成果)が見えないところでしょうか。択一がずっと30点台後半が続き、どうしても40点を超えられないのはゴールが見えずに辛かったです。
克服法は、山下教の山下教祖の教えに従おうと悟りを開いたことです。毎年先生が「再受講生は決して『今年は全部やろう』と思ってはいけませんよ」とおっしゃっているにもかかわらず、毎年全部やろうとして結局8月になり時間切れで沈没することの繰り返し…。8回目の最後の年も年明け、いや3月末までまだ全部やる気持ちになっていました。しかしついにここで目覚めました(悟りを開きました)。
- もう今年も間に合わないことが確定した。
- このままでは今年もダメ。どうせ9回目になるなら1回分無駄にしてもいいから今年は一か八かで勝負しよう。
- 山下先生がおっしゃる各科目でるところベスト5だけに集中する。そこの過去問をひたすらやるだけ。
- ベスト5以外は選択式が怖いが、もうそれは7年の貯金だけで戦うことにする。
こんな勉強方法というよりも方針でやりました。
LECで受講して良かった点
Webフォローが万全なこと。終業時間の都合上どうしても毎回遅刻になるのですが、4日後にはその授業をWebで見られたのでスケジュールに全く遅れることはありませんでした。「自分の選んだ生講座の講師」で「スタジオ収録でない生講義」を見られるのは社会人受講生としてはありがたいです。いつもの講師の映像でないと全くフォローにならないのでこのシステムは本当に助かりました。
また、事務スタッフの皆さまにも大変お世話になりました。遅刻する私のために予習用に答練の問題を事前にくださったり、フォローのブース用DVDを用意してくださるなど、学校全体で受講生を応援してくださる雰囲気がありました。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
問題作成担当の先生が全力でつくってくださるとは思うのですが、山下クラスでは「模試」は「もし→if」。あくまでもペース配分等の当日のシミュレーションです。
合格までに受講した道場講座について教えてください
- 山下講師
- 過去問復元シュミレーション演習
模試が40点、29点と続き、7月の3回目も35点と盛り返すこともできず、今年どころかもう永遠にダメだと落ち込みました。しかし逆にそれが「残された時間を考えるとやっぱり1・2・3を信じるしかない」と追い込んでくれることになり覚悟が決まりました。とは言ってもやっぱり「これで充分なのか?」と不安は消えませんでした。そのような気持ちで迎えた超直前期の「過去問復元シミュレーション演習」で3回とも52点程度をとることができました。すべて初見ではない問題なので当然の点数かもしれませんが本当に大きな自信となりました。「作り物である模試」ではダメでも「ホンモノの問題」ならなんとかなる力は自分は持っているのだと勇気が湧いてきました。 - お盆特訓解きまくり道場〈中上級者向け〉
確認テストという基本問題を五肢択一で解きまくることは、一月漬けの成果を試すのと、10日後の本試験に向けて正答を見分ける「野生の勘の鋭さ」をピークに持っていく調整にはちょうどよかったです。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
もう50歳も過ぎてしまったので今さら開業独立もありえず、現職のままです。会社の福利厚生を担当しているので、従業員のよろず相談窓口となれるようにさらに勉強していきたいと思っております。
これから受験される方へのメッセージ
LECの講師は過去問重視、逆に予想問題重視、あるいは年金重視の講師など様々いらっしゃいます。でも道が違うだけで目標は同じ合格という頂上です。自分が選んだ講師のご指導に素直に従っていけばその道で一番楽で速い方法で登っていけるはずです。早くその講師を100%信じ切れるようになることが重要だと思います。
社労士はどちらかといえば難しい資格かと思います。だから合格すると自分も大きく変わりますし、周りの目も変わります。本当です。
ぜひ頑張ってください。