複数講師の講義をWeb上にて並行して聴くことにより理解及び記憶の定着を図れた!
青山 英樹 さん (30歳代)
受講した講座 | 合格コース |
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コースの受講形態 | 通信 |
受験回数 | 3回 |
社労士受験を志した理由
①割増賃金の未払い、パワーハラスメントなど労働問題が身近に生じていることを受け、困っている人々の手助けをしたいと考えるようになったからです。②適材適所に人材を配置しない企業の実情から、労働者個々のキャリア形成を見直し、労働者及び企業双方の成長に貢献したいと考えるようになったからです。
LECを選んだきっかけ
社労士試験は法律科目の試験です。法律系資格の実績がある『法律のLEC』であれば、効率的かつ合理的な学習が可能であると思い、LECを選択しました。具体的には、複数講師の講義を並行してWeb上にて聴くことにより理解及び記憶の定着を図れること、講義や教材内容が合格に必要十分な内容に精査されていること、他校と比較して割引内容が豊富で単価面においても魅力的であることからして、迷わずLECを選択しました。
インプットの時期の学習方法を教えてください
予習は一切行わず、講義を聴き、過去問を通じて講義の該当箇所を復習することに努めました。具体的には、毎週2コマ講義を聴講した後、該当箇所の一問一答過去問及びパーフェクトドリルを解き、テキストに戻り知識確認を行いました。解いた問題については、選択肢ごとに理解度を記録(○=理由づけを含め完全に理解し記憶している選択肢、△=正誤判断は何となくできるものの、理由づけが不十分な選択肢、×=理解できていない選択肢)し、マイナー分野以外については正確に理解し記憶することができるまで最低2、3回繰り返し学習することとしました。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
優先順位の高い科目から仕上げて行きました。具体的には、社会保険科目は科目数の割には総得点に占める割合が高いため、得点源とできるよう苦手分野を早めに無くすことに努めました。その他として、労働保険徴収法は難問奇問が少ないため、労災保険と雇用保険の択一得点の安定化につながるよう、得意科目になるまで仕上げました。前年度に一般常識科目の基準点割れにより不合格となっていたため、労働一般と社会保険一般の法令分野は過去問の出題実績を考慮し頻出分野は早めに仕上げるよう努めました。また、社労士試験は苦手分野が存在すると基準点割れによって不合格となるおそれのある試験です。そのため、科目間の類似制度の比較、各給付や費用負担など各論部分を意識しながらテキストを繰り返し読み、一つの科目にどっぷりつかることなく、全科目を極力早めに複数回学習するように努めました。また、科目間の類似制度の比較学習は記憶の定着を図る上で非常に有益なものとなりました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
社労士試験は記憶する事項(数字や類似事項など)が非常に多い試験です。社会人であることから、学生と比較すると記憶する時間や容量が限られます。そのため、一旦暗記したと思っていた事項が時間の経過と共に忘れ去ってしまうことが多々ありました。記憶の定着を図ることが最もつらかったです。繰り返し講義を聴き、テキストを読み返し、視覚と聴覚に訴えかけ記憶の定着を図りました。ただし、漫然と繰り返していくだけでは学習の無駄が生じてしまいます。そこで、学習記録を毎日つけ、記録を遡ることにより記憶した事項が抜けかかっていそうな分野の講義の聴講やテキスト読みに努めました。記憶した事項が抜けると自信を喪失しがちですが、忘れることは仕方ないと割り切って学習し、その結果記憶の定着を図ることができました。
仕事や学業、家事・育児との両立するために工夫したこと
購買業務という興味の薄い業務を行っていたため、仕事の逃げ道として社労士の勉強に打ち込む意識を常に持ち、勉強できる環境に感謝するようにしていました。一方で、社労士の勉強に躓いた時には、敢えて仕事に没頭し気分転換を図るようにしていました。ただし、模試受験シーズンとなった頃からは社労士の勉強時間を毎日確保することとし、休日に至っては平均して約5、6時間強勉強することを心掛けました。
LECを受講して良かった点
通信講座を選択しましたが、タイプの異なる講師の講義を並行して聴講することができ、飽きることなく繰り返し学習することができました。また、試験勉強に直結する無料公開講座を聴講することもでき、該当分野の強化を図ることができました。テキストは、図表・まとめが随所に記載されており、視覚的に記憶するツールとして有用でした。また、基本を大事にし、細部に立ち入り過ぎていない内容であったため、繰り返しテキストを読む上でもあまり苦痛を感じませんでした。澤井講師、工藤講師共に視覚・聴覚に訴えかける記憶に残り易い講義を提供していただけるので、理解した上での記憶の定着に非常に役立ちました。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
①自分に合った本試験時の時間配分を試すことができること、②試験で時間切れにならないような問題文の読み方や問題の解き方を探し出し、身につけることができるようになること、③苦手分野を発見できること、④的中率の高い予想問題を収集できることといった点において、公開模試を受験したことは非常に有用でした。
合格までに受講した道場講座について教えてください
【直前MAX完全予想これだけ800本(澤井講師)】本試験予想問題だけでなく、全科目の重要ポイントを簡潔かつ分かりやすくまとめられていたため、直前の総まとめとして非常に有用でした。開講時期としても本試験の1ヶ月以上前であることから、本試験までに複数回復習することができ、本試験当日の確認ツールとして使用させていただきました。直前MAX800本を受講したことにより、本試験において全科目にわたって安定した得点を積み上げることができました。
フォロー制度の活用方法について
【複数講師による講義】
タイプの異なる講師の講義を並行して聴講することができ、飽きることなく繰り返し学習することができました。理解不足の点や難解な箇所については、複数講師の講義を必ず聴くこととしていました。また、論理的な説明内容、記憶方法(語呂合わせ)や整理の仕方などは講師によって多種多様のため、理解・暗記の両面で複数講師の講義は非常に有用なものとなりました。
【ぱんメル】
一般常識科目の学習すべきポイントが簡潔かつ的確にまとめられており、直前期の一般常識学習の指針として利用させていただきました。
【自習室】
公開模試受験当日後、当日中に模試の復習を行う際に自習室を活用させていただきました。帰宅後となると、無駄に長く復習時間を費やしがちとなってしまうため、模試の延長の頭のまま復習を行うことができる自習室は学習環境としては最適でした。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
組織内社労士として勤務するか、社労士事務所に転職するか現段階では定かではありませんが、苦労して獲得した社労士資格を活かすことができる途を探して参ります。現段階では社労士として直ちに開業するかは定かではありませんが、将来的には①割増賃金の未払い、パワーハラスメントなど労働問題に苦しむ労働者を一人でも多く救済すること、②労働者個々のキャリア形成を見直し、労働者及び企業双方の成長に貢献することができるよう精進して参りたいと考えております。
これから受験される方へのメッセージ
科目ごとの足切りがあるため(特に選択式)、簡単な試験ではありません(実際に、私自身、昨年は選択式・択一式共に合計得点の合格ラインを超えておりましたが、選択式の労働一般・社会保険一般常識で1点足りず、足切りにかかり不合格となりました)。しかし、無駄に手を広げず、LECの講義・過去問演習・模試を講師アドバイスに従いこなしていけば合格は可能です。どっしり構えて行きましょう!