まずは短答に特化した勉強ができるLECのカリキュラムは魅力に感じました
槙田 渉 さん
公認会計士を目指した理由と時期
私は教育系の学部を卒業し、塾で社員として働いていましたが、社会人3年目に、この業界における自分の将来のキャリアに漠然とした不安を抱くようになりました。経験の蓄積により、専門性を将来に渡って高めることのできる職業に就きたいと考え、資格を調べているうちに、公認会計士に魅力を感じました。会社の経理みたいなことをする仕事だという誤った知識しか持っていなかったため、公認会計士の監査業務を中心とした業務を知るにつれやってみたいと強く感じるようになりました。
LECを選んだ理由
塾(サービス業)という、時間帯が遅めの仕事をしながらの勉強であったため、通学は不可能でした。したがって、通信で探していたところ、LECは通信に力を入れており、HPの説明もわかりやすかったため選びました。また、簿記3級も勉強したことのない全くの初学者であったため、短答と論文のカリキュラムが分かれており、まずは短答に特化した勉強ができるLECのカリキュラムは魅力に感じました。おまけに、受講料も当時の私の給料でやりくりできるレベルであったため良かったです。
LECのカリキュラムの良かった点・活用方法
何といっても、短答と論文が分かれていた点です。合格してみてわかりましたが、短答と論文で必要な知識は若干異なっている気がします。突破しにくい短答は短答で集中したカリキュラムが組まれている点はおすすめです!また、入門講座が財務会計と管理会計を中心に手厚く組まれていたところも良かったです。初学者は、入門時の理解や、入門時にモチベーションが保てるかどうかが重要だと思いますが、十分な講義回数が確保されており、講師も一貫していたため、楽しく勉強することができました。
LECの教材(テキスト、問題集、レジュメ、模試など)の良かった点
短答特化の計算問題集、一問一答問題集は愛用しました。特に、計算問題集は本番さながらの選択形式になっていたため、やる気が出ました。直前期には、間違えた問題をひたすら回転することで力がついたと思います。テキストや模試、答練は網羅性が高いため、使っていて安心感がありました。論文受験時に重宝したのは、経営学の薄い一問一答です。3時間で回転させられるため、仕事が忙しい時に効率よく学習できました。LECの模試や答練は本番より難しいと感じることが多かったですが、合格レベルを考えると、模試であまりとれなくても悲観する必要はないのかなと思います。
LECの講師に指導されて良かった点
通学での受講は一切していないですが、Webでの授業はどれもすごくわかりやすかったです。財務会計の渡辺先生、管理会計の池邉先生はもちろんのこと、個人的には短答時の松本翔先生、論文租税法の高田先生の授業は大好きでした。松本先生は、実務経験を交えて話してくださったり、超効率的な解法を教えてくださったりと、モチベーションをいつも上げてくれました。高田先生は、理論を交えて計算を教えてくださるので、計算も理論も両方得意になりました。租税法の心理的アドバンテージは試験で大きかったと思います。
LECのフォロー制度(欠席フォロー、担任制度など)の良かった点
質問など、全く利用をしなかったので、わかりませんが、それだけWeb解説、問題集の解説で事足りていたということかもしれません。
今後の目標(就職先での職務についてなど)や、これから始める方へメッセージ
今後は、補修所で学んだことを実務で経験しながら、先輩方と同じように、ひとつひとつ監査のスキルを身に着けていきたいと考えています。そして、将来的には大学の時にある程度培った英語力に磨きをかけて、IFRSの勉強や、USCPAの資格取得なども視野に入れながら、国際的な活躍ができる会計士になりたいなと思っています。その中で、大学時代の就職活動時に憧れていた、海外駐在を一度は経験してみたいです。まずは、その一歩として久しぶりにTOEICを受けてみようと思います。