世の中には幾多の企業が存在し、その数だけ財務・会計が存在します。そのため、会計系のトップライセンスである公認会計士がビジネスに有利に働くのは当然ですが、会計士の魅力はそれだけではありません。実際の数字や例等を交えて会計士の魅力を紹介します。
収入面
- 会計士補時代
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500万円程度からスタート
会計士補として大手監査法人に勤務する場合、1年目の年収は500万円前後。ただし監査法人・個人の能力・仕事量・等の条件により100〜150万円程度の収入の差が生じるケースもある
- 公認会計士
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約600〜3,000万円
- 監査法人勤務
- 公認会計士になった直後は年間620万円程度、5〜6年で880万円前後。
- 個人事務所経営
- 力量と努力によりますが、以下のような事例があります。
年齢30代半ば(開業7年・従業員4名)
年商5000万円 / 所得1500万円年齢40代半ば(開業19年・従業員10名)
年商1億2000万円 / 所得3000万円
※日本公認会計士協会編"JUST YOU"より
自由と独立
自分の力だけで生きていけるという自由と独立

昨今は、日本においても終身雇用制が崩壊し、一昔前にはありえなかったようなリストラが敢行されるようになってきました。雇用は流動化し、転職が特別なことではなくなっています。このような時代は、実力を持った人々にとっては、力を最大限活用して、よりよい職に就くことができるチャンスであるといえます。公認会計士となれば、自分の持てる知識と経験を武器にして、世の中を渡っていくことができます。 その意味で、公認会計士という資格は、自分の力だけで生きていけるという自由と独立を手に入れることもできるパスポートだとも言えます。
男女平等
女性も思いっきり自分の実力を発揮

一度公認会計士という土俵に上がってしまえば、男性も女性も関係ありません。処遇でも給与でも、男女差別は一切なく、平等な社会です。実際に、監査法人の代表社員(通常の企業でいえば役員クラス)として活躍されている女性も数多くいらっしゃいます。また、近年では女性合格者の人数自体も増えており、2010年試験では約17.7%の割合を占めていました。公認会計士というと男性を思い浮かべるかもしれませんが、実際は女性も思いっきり自分の実力を発揮して働くことができる世界なのです。