シンプルで、生徒そのものの能力というか生徒自身の力を育てる。そういうテキスト
赤嶺 良多 さん
公認会計士を目指した理由と時期
大学時代は勉強をほとんどしておらず就職活動を通じて自分の社会における評価を初めて知って資格の必要性を痛感したのがきっかけです。卒業後から本格的に勉強しましたが短答式試験独特の時間との勝負に四苦八苦してこんなにも長くかかりました。途中就職もありましたが、2008年で短答をはじめて合格その後もう一度短答で2013年までかかり論文は二回で大丈夫でした。
LECを選んだ理由
まず受講料が安いことです。就職までのはじめて会計士試験を取り組んだ時は他校で受講していました。その予備校では基本の基本からノートの取り方まで先生が指導するようになっており、初学生にとっては良かったかもしれませんが、ある程度勉強した後は自分で勉強方法をコツをつかむLECのほうがいいと思います。また短答式試験が二回に移行した後は短答と論文が別建てのLECで何度かあるかもしれない短答を勝負するのもよいと思いました。
LECのカリキュラムの良かった点・活用方法
自分で勉強のコツを身に着けるということでほとんど自習でした。 自習でテキストから論文答案練習まで。テキストの例題を一度やったら短答は一問一答を二回転したら、短答合格できました。それまでは短答答案練習と一問一答一回が精一杯でした。というのも簿記とか計算科目はわからないときにテキストに戻ってテキストから復習して時間がなかったと思います。今考えると答練の回転はそれだけでもテキストに戻る以上にモチベーションというかそのまま身についてわかってくるのだったかもしれません。 短答はとにかく今受けても大変だと思いますがリズムみたいなのがあって調子のいいときはいいのですがリズムが試験中くずれるとドミノ式にできなくなるので本当に大変でした。初めて短答式試験を受けた時から60%位はできていたと思います。ですが受ける年によっては65%とか最悪は50%とか変動が激しく大変でした。初めて受かったときはたまたま65%のボーダーでやっとの合格だったのですぐ就職して論文は率に直言ってやりませんでした。そのまま短答でもいいかと思いまして。論文本試験は途中退席でした。しかし二年間ほど社会人経験しましたら論文合格でないとこの業界では生きていけないことを痛感し二年間の短答式試験免除の期限も切れてまた、一からの会計士試験となりました。
その当時は試験のボーダーは上がっていて70%越えが短答の指標になっていました。60%は初回からとっていたのに10年経っても70%には届かず65%、一番よくて67%でした。それでも受かりませんでした。で、その原因はなんだと。
そこから計算科目簿記と原価計算を得意科目にしない限りにこの試験の合格は絶対にないなと思いまして、それまで理論が多かった勉強時間も計算に比重が移りました。今でも結局得意とは言えませんが、でもある時期から計算に比重を移したのは確かです。それからそれでもすぐに点数がのびることはなくそれでも計算中心でやっていましたら2013年12月の短答本試験はリズムもよく問題が解けて試験が終わった瞬間に涙が少しありながら実家にすぐ電話していました。合格したと。試験が終わってすぐに受かったとわかりました。自己採点で本当です。おそらく82%位は取れていました。70%云々でなく80%越えました。そこから会計士の勉強は楽しくなったかもしれません。 短答は本当に大変でした。また運よくボーダーが低かった時に合格して監査法人を経験したことが計算についての意識をかえることなく長期化した原因かもしれないです。
論文は短答と比較すればやる分量は多いですが暇がなくそれが良しとして勉強量と比例して出来上がっていく感じがありました。計算科目はひたすらに答案を解く。一度目の試験は12月からの8月挑戦だったので大きい気持ちで取り組んでいました。答練一回転はできました。理論は今でもこの方法は正しいとは思いませんが写本していました。赤い暗記ペンで需要項目を(ほとんど真っ赤になりますが)を消してひたすら書く。二回もできません。一回はそれを、、、それも全部やるまえにだんだんと読むようになりましたね。同じこと書いてるみたいな。でもはじめは写本そのものでした。
計算科目は解く。解く。解きまくる。でした。テキストには戻りません。眺めはしますが例題もめんどくさくなって解きなおしませんでした。というよりその頃は計算の答案を解くことが一つの楽しみでした。今日は何本だ何本できるだろうか。一日何本の最高記録を作ろうみたいな感じで。一回転した後は安いプリンターを買って答案練習の問題部分をプリントアウトしてLECに持っていき自習室に入ったら、とにかくひたすら解いていましたね。計算科目。それでも優秀な得意な方々には及ばないでしょう。でも自分では自分の世界に入って楽しく計算答案練習をやっていたと思います。3回転は確実にしましたね。おそらくもっとできた。もっとこなせましたけど三回もやるとモチベーションは下がりますからね。とにかくでもやりましたよ。ip2700、4千円のプリンタのブラックインク全部切れるまで。
論文本試験。試験終わった瞬間は短答のように確実ではなく、、、半々だなと思いました。簿記は最後の一問が見たこともないような連結のマス目の穴埋めで、でも喫煙所にいた他の受験生に聞いても初めてみたみたいに言っていたので安心はしましたが、簿記はまあまあ、租税は数字を書いた。企業法は自分では満点。経済も8割。が印象でもしかしたら、、、という印象でした。 試験中のドラマチックな展開があったとすれば管理会計でした。1、2の問題を見て全然思いつかず15分くらい過ぎて3からといて解けて4を解いてとけまして、もう一度1を2を見直したら解けましたか。正確に覚えていませんがあれはドラマでした。大変でした。でも短答よりは正直。楽だったと思います。短答は一通り勉強すると暇です。短答の答案練習も小問を解くだけなので暇といえば暇です。でもリズムで試験をとく感じがあるのでまあ、計算が結局だめだったのでしょう。わかっているのに試験中解けない。解説よめばわかっているのにできない。それで10年は経過していました。それなのに暇です。要するに早くリズムにのって計算科目を解くことが、、、今でも自信ありませんね。
論文は短答と比較すれば勉強しやすい。理論はわからないならひたすらに写本すればいい。計算は後ろの解答を見ながらでもひたすら解けばいい。比例的に伸びる感覚がありました。やっと受かりました。LECの先生そしてこれまでお世話になったみなさん全員に感謝申し上げたいです。
LECの教材(テキスト、問題集、レジュメ、模試など)の良かった点
テキストは外観も化粧箱の表面のように光沢があり、また、最初の入門から簿記など仕分けの基礎からありますし、このテキストの例題を解けばあとは答案練習だけなんだなという安心感が得られました。もちろんプラスアルファー必要なことがあってもそれを自分で調べることはやりがいにもなりますし、自分で考えて一歩先の答えまでの道順を考えることが勉強そのものだと。そういう感じでシンプルで、生徒そのものの能力というか生徒自身の力を育てる。そういうテキストであると思いました。
LECの講師に指導されて良かった点
私は恥ずかしがり屋で変人なので、また人間関係が苦手なので講師の先生と直接やりとりをしたのはツイッターで少し声をかけさせていただいたのと教えてチューターコーナーで質問させていただいた程度ですが、どの先生も優しく親身な方だというのはそれだけでも十分感じました。
LECのフォロー制度(欠席フォロー、担任制度など)の良かった点
教えてチューター制度では何度かわからないことがあれば質問しました。たいていそんなに時間をおかずにお返事をいただけまして、疑問に思うことが解決できたと思います。また、粗さがしではないのですがこれこそは質問してみようというものを探すのは勉強にもつながります。
今後の目標(就職先での職務についてなど)や、これから始める方へメッセージ
今のところようやく受験中心の人生そのものからは解放されましたので、仕事の基本、ビジネスの基本、専門職の基本を学んでいきたいです。今後の展望も潜在意識で自然にこうしたほうがいいとそういう行動から見えてきたらよいと思っています。