反町
政策担当秘書の制度を拡充していく必要もありますね。
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水野
そういう声をもり立てていたただけると非常にありがたいです(笑)。
反町
ひとりと言わず、3人、5人とか増やしていくようにしていけばいい。これも、国会議員自らは言い出しにくいでしょうけれど。
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水野
言い出しにくいのが一つ。もう一つは現行制度のまま増やしても、たんに選挙要員が増えるだけということになりかねない。私は増員には賛成ですが、社会的な公正からいっても、現職の議員だけが多くの選挙運動員を国費で抱えることができて、新人は徒手空拳で戦わなければならないのではアンフェアです。政策担当秘書は本当に政策だけを行うという原則をきちんと守らないと、ただでさえ新人の立候補者は大変なわけですから。
反町
今後は政策担当秘書を立法活動の核として使いこなしていかないと、いざ副大臣なりに任命されたとき、慌てることになると思います。
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水野
国会をサポートするシステム。国会図書館の立法考査局などがありますが、われわれはそれらをもっと活用しなければならないでしょうし、それらの機構を充実していく必要があります。
反町
必要なデータが、迅速に、ということになると、問題があるでしょうね。
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水野
結局、議員は何かの情報が必要となると、官僚に聞いてしまうわけです。その際、情報操作と言うと言い過ぎかもしれませんが、官僚は自分たちに都合のいいことを言うでしょうし、都合の悪いことをあえて言い出さないこともあるでしょう。彼らには彼らの立場がありますから、それを批判してもしかたない。やはり日本にも、アメリカの議会図書館にあるCRS(Congressional research service)に匹敵するようなサポート・システムを考える必要があります。
反町
官僚からの情報は基本的にはサプライ・サイド、要するに企業側の情報が中心で、どうしても偏ってしまう。生活者の“声なき声”をどうやって拾い上げるか。インターネットを使うなりして、選挙区の住民の意見を吸い上げるだけでも違いますね。それを官僚に投げかけたり、官僚のペーパーと合わせて分析する。そういったことが必要でしょう。水野 その通りですね。
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反町
では最後に、今後の政界における活動の抱負をお聞かせください。
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水野
私は昭和41年生まれで、500人の衆議院議員中、最年少ですが、政界は老・壮・青、バランスがとれていることが望ましいと思っています。そういう意味で、若い世代からの発言をしていきたいと思っています。また、いずれ年を重ねて、次の世代、さらに次の世代へと社会を引き渡すとき、水野たちは立派な国を作ってくれた、真心をもって日本の社会を守ってくれたと言われるような活躍ができれば。そう思っています。
反町
激動期に議員になられたのはむしろチャンスですね。
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水野
今回、国家機構の根幹を議論するという非常に良い経験をさせていただきました。国会法で定められている政府委員が廃止されることになりましたが、大日本帝国憲法では憲法で定められていたものです。そのような改革を担うことができたことは大変ありがたいと思っています。無論、私が全部変えたと言うつもりはありませんが(笑)。
反町
その一翼を担われたことは間違いありません。水野先生は自らが作られた統治機構の骨格の上で活躍されるわけです。そこで、存分にお力を発揮されることと思います。
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衆議院議員・水野賢一氏
- 昭和41年、7月21日生まれ
- 早稲田大学政治経済学部卒業
- 米国ゴア上院議員(現副大統領)事務所に政治留学
- 米国ゴートン上院議員事務所に政治留学
- 衆議院議員 水野 清 秘書
- 平成8年自由民主党千葉県第9区選挙区支部長に就任
- 平成11年衆議院議員に初当選
- 身長:178cm 体重:64kg 血液型:O型
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