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基本情報技術者とは?できる仕事?
魅力・活用のフィールド

基本情報技術者とは?できる仕事?魅力・活用のフィールド

IT系の資格が注目されている中で、仕事にもつながる一定のIT知識があると認められるのが「基本情報技術者」です。基本情報技術者はどんな資格なのか、魅力や最短で取得する方法と共にまとめて解説します!

基本情報技術者とは

基本情報技術者は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によって行われている国家試験「情報処理技術者試験」の区分の一つです。様々な区分それぞれに対象者像が設定されており、基本情報技術者については「ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」とされています。【ITエンジニアの登竜門】が、基本情報技術者です。

基本情報技術者が注目される背景

数ある情報処理技術者試験の区分の中でも、基本情報技術者は注目されている区分の一つ。デジタル化が進む世の中で、AIやRPAなど新しい技術も徐々に普及し、ITの技術者不足は深刻化する一方です。

基本情報技術者が注目される要因として、ITパスポート、情報セキュリティマネジメントに続き、試験がCBT化されたことも挙げられます。これまでは春と秋の年2回しか受験の機会がありませんでしたが、CBT化により通年好きなタイミングで受験できるようになりました。

さらに、試験形式が紙からCBTになったことで、長文の問題が無くなり、実は受かりやすくなったとも言われています。実際に、合格率も以前は20〜30%ほどだったものが、近年は40%台で何と2倍に!資格手当を支給する会社があったりする資格試験で、こんなに受かりやすくなるのは珍しいことです。

それくらい、IT人材を増やしたいという社会の事情を反映しているのかもしれません。背景がどうあれ、注目のIT資格の一つである基本情報技術者。合格率が高い水準にある今のうちに、受けておいて損はないでしょう。

基本情報技術者資格の魅力

魅力① 社会から求められる資格

IT人材の不足は社会問題としても捉えられているもの。IT技術者として一定のレベルにある基本情報技術者は、社会の役に立てる資格です。

魅力② 活躍の幅が広い

基本情報技術者で学ぶ内容は、IT企業で技術者として働く他、一般企業でITの担当者になったり、ITの知識を人に教えたり、幅広いフィールドで活用できるものです。どんな場所でも役立つIT知識を学ぶことができます。

基本情報技術者資格の魅力

魅力③ 就職・転職に役立つ

IT系の人材は、特に人手が不足している分野の一つ。一定レベル以上の技術者は、慢性的な人手不足です。IT業界はもちろんのこと、今や一般の企業でもITスキルは必須。基本情報技術者は、就職や転職で十分なアピール材料になります。

魅力④ ITに関わる知識・技能習得を証明する国家試験

情報処理技術者試験には数多くの区分がありますが、技術者としての基礎に位置づけられているのが基本情報技術者です。社会人全体におすすめできるITパスポートなどもありますが、技術者としては少し物足りないところ。基本情報技術者であれば、一定のレベルの知識があることの証明になります。

他の情報処理試験との比較

レベル比較対象
1ITパスポート全ての社会人
情報セキュリティマネジメントITの安全な利用面を推進する者
2基本情報技術者情報処理技術者(エンジニア)
3応用情報技術者
4各種高度資格

魅力⑤「高い合格率」のIT国家試験

基本情報技術者の合格率は、近年の試験制度の改正で高まりました。合格率が下がったり、難しくなる資格が多いなかで、合格率が4割程度に高まっている基本情報技術者は有利な環境にあります。ただこれがいつまで続くかは分からないので、受かりやすいうちに受けるのが良いかもしれません。

他資格と難易度比較

関連する他資格との比較図です。
資格の難易度を合格率と目安勉強時間で表すと以下のようになります。

資格名 合格率 勉強時間(約) 試験実施
回数
ITパスポート ※1 50%前後 100〜180時間 随時
情報セキュリティマネジメント(SG) 70%前後 200時間程度 随時
基本情報技術者(FE) 45%前後 200時間程度 随時
応用情報技術者(AP) 25%前後 500時間程度 ※2 年2回
システムアーキテクト※3 15%前後 200時間程度 年1回
MOS 非公開
(60〜80%と
言われている)
50時間程度 随時
ITストラテジスト 15%前後 200時間程度 年1回
キャリアコンサルタント 65%前後 200時間程度 年3回
司法書士 4〜5% 3,000時間程度 年1回
中小企業診断士 5〜7% 1,000時間 年1回
社会保険労務士 6%前後 1,000時間 年1回
行政書士 10%前後 800時間 年1回
宅地建物取引士 15〜17% 300時間 年1回
簿記3級 50%前後 50〜100時間 年3回
簿記2級 20%前後 100〜200時間 年3回
ビジネス実務法務検定試験®3級 60~70% 50時間程度 年2回
統計検定®3級 75%前後 30時間程度 年2回
  • ※1 令和5年度実績
  • ※2 基本情報技術者に合格していれば、追加で200時間程度
  • ※3 応用情報技術者くらいまで取得済みでないと難しい

基本情報技術者資格を取得するためには

基本情報技術者資格を取得するためには、科目Aと科目Bの2つの試験でそれぞれ6割以上の得点を取る必要があります。

科目A試験

多肢選択式(四肢択一)60問90分

主に知識面が問われます。一部は計算や考える問題もありますが、1問平均1.5分という時間設定もあり、あまり長い時間を使う問題は出ません。

科目B試験

多肢選択式 20問100分

アルゴリズムとセキュリティについて、問題の事例をよく読み、検討して解答することが求められます。特にアルゴリズム(プログラムが動作する流れ)の問題を苦手とする方が多く、ここをどう攻略するかが重要です。

LEC「基本情報技術者総まとめ演習講座」の特長

特長①初学者こそ!いきなりアルゴリズムでトライ・アンド・ラーン
苦手とする方が多いアルゴリズムから学ぶことで、学習期間全体を通じてアルゴリズムに慣れていくことができます。
特長②最強『うかる!』&ベテラン講師のタッグで、誰でも分かりやすい講義を実現!
初学者から再受験生まで高評価な『うかる!』シリーズの教材と、数多くの資格を取得し試験に精通したベテラン講師の分かりやすい講義。ITが苦手な方でもいつの間にかステップアップできます!
特長③1講義20分、スキマ時間に効率よく学習できる構成
講義時間は毎回20分程度。スキマ時間を活用して学習でき、集中力も持続しやすい時間です
特長④若手リーダーのITストラテジ学習として
若手リーダーのITストラテジ学習(PM、DX実装)としても、非常に有用。
また、科目Aの基礎理論やデータ分析や表計算・データベースはデータ分析学習にも非常に有用です。

LECがおすすめする講座

基本情報技術者資格試験の出題範囲は広く、プログラミング全般、プログラムの処理の基本要素、データ構造及びアルゴリズム、プログラミングの諸分野への適用、情報セキュリティの確保に関することまで出題されます。ほかの試験と出題範囲が重なる部分が多いため、それらの資格の学習経験者や合格者の方のステップアップにも最適です。LECはこれから基本情報技術者を取得したい方から更なるキャリアステップを踏み出したい方まで、自己研鑽をサポートするカリキュラムを提供します。

ITパスポート
(iパス)

ITに関する基礎知識を理解したい方

講座を見る

情報セキュリティ
マネジメント(SG)

ITパスポート試験に合格し、さらにステップアップしたい方

講座を見る

応用情報技術者
(AP)

中堅のIT技術者の方で独学では難しいテクノロジ分野を理解したい方

講座を見る

ITストラテジスト
(ST)

更にITストラテジー分野の知識を強化したい方

講座を見る

生成AIパスポート

AIに関する基礎知識、生成AIの簡易的な活用スキル習得したい方

講座を見る

IT・情報・パソコン系 全講座一覧

個別受講相談

  • 資格や試験について詳しく知りたい方
  • 学習方法やカリキュラムなどの流れを掴みたい方
  • 自分に合った最適な講座・割引を提案してほしい方

LECでは受講前の受講相談も実施しています。
受講相談は各本校にお問い合わせください。

相談はこちらから

よくある質問

Q.基本情報技術者資格を取得後、どのような活用シーンがありますか。
A.基本情報技術者資格を取得後、IT業界でのキャリアスタートや転職に有利になります。職場ではプログラミングやシステム運用・保守、プロジェクトサポートなどの業務で活用できます。また上位資格取得の基盤としても役立ちます。
Q.現在の業界の現状や役割について教えてください。
A.基本情報技術者資格は、日本のIT業界で依然として重要な役割を果たしています。資格取得者はIT業界において基礎的な知識とスキルを証明することができ、特に新卒者や転職希望者にとっては有利なポイントとなります。企業はこの資格を持つことで、基礎的なIT知識があることを確認でき、即戦力として期待しています。
Q.基本情報技術者試験の合格率や勉強時間はどれぐらいですか。
A.近年の合格率は45%前後です。勉強時間には個人差がありますが、約200時間程度がの勉強時間は必要になります。
Q.短期で確実に合格を勝ち取りたい場合におすすめの方法はありますか?
A.やはり、短期で確実に合格を勝ち取りたい方には講座の受講をおすすめします。応用情報技術者試験は範囲が広い他、レベルも高いので、効率的に学習しないと膨大な量をこなすことになってしまいます。要点を効率よく学べるのが講座の受講のメリットです。
Q.独学でも合格できますか?
A.基本情報技術者試験は独学でも合格可能です。200時間程度勉強時間を確保し、継続的な問題演習行うことが合格の鍵となります。
Q.基本情報技術者の合格点は何点?
A.基本情報技術者試験の合格点は、科目A試験と科目B試験の両方でそれぞれ60点以上です。
各試験は100点満点で採点されるため、合格するためには科目A試験、科目B試験ともに60%以上の得点が必要です。
Q.基本情報技術者の資格取得者におすすめの資格はありますか?
A.基本情報技術者資格を取得した方には、その上位資格である応用情報技術者資格をお勧めいたします。技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付き、システム開発、IT基盤構築などの局面で、高いパフォーマンスを発揮することができます。
Q.試験実施団体によって、試験内容や試験日は異なります?
A.試験の実施は情報処理推進機構(IPA)が担っています。試験日はCBTの方式にて毎月随時開催されますので、あらかじめ受験のタイミングを予定しておくとよいでしょう。試験内容は、毎年シラバスに沿って実施されますが、大きな変動はありません。
Q.企業での団体申込みや企業研修はありますでしょうか。
A.どちらも企業様向けに個別に対応しております。
団体受講割引支援制度
企業様でまとめて講座をお申込みいただく場合のみでなく、従業員の方が個人で受講料をご負担いただく場合でも、一般価格よりお得にお申込みいただける特別割引がございます。
企業様内での集合・オンライン研修
企業様のご要望に合わせたオリジナルカリキュラムの研修もご提案可能で、毎年90%以上の合格率実績のある企業様もございます。
ご希望のご予算やスケジュール、教材、実施形態(集合orオンライン)、会場、目指す合格率などについて、研修コンサルティング実績豊富な担当者が丁寧にご案内いたします。 LEC法人事業本部までお気軽にお問い合わせください。
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