折しも日本で、司法改革の必要性が叫ばれるようになったこともあり、ヨーロッパと日本の司法制度の比較を映像化したらどうかという企画が生まれました。
しかし私自身、司法の世界がよく分からない。学生時代に一般教養科目で法学概論だか習いましたが、チンプンカンプンでしたから(笑い)。北海道大学の木佐茂男教授に『こういう映画がを作りたい』とご説明して、監修をお願いすることにしました。
費用は4000〜5000万円ぐらいかかることが予想されましたから、それを調達するために、委員会を作ることにして(記
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録映画『日独裁判官物語』製作・普及100人委員会)、その代表を日弁連元会長の鬼追明夫さんにお願いしました。最終的には3000人もの方々から制作費のカンパの協力をいただきました。また文化庁に映画を補助する制度(芸術文化振興基金助成事業)があり、そこにシナリオを提出して審査してもらい、500万円の資金を出してもらうことになったのです。が、結局製作費は5,000万円かかり、まだ赤字の状態です。一人でも多くの方々に観て頂いて、回収したいと思います。」
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