--行政書士がコンサルティングを行う際、メリットとなるのはどのような点でしょう?
「士業は地域に密着して仕事をすることが多いわけです。司法書士の登記業務は地方法務局ごとですし、税理士も地方ごとの税務署を相手としています。私たち行政書士も一面、地域密着型ではあるのですが、同時に広域型の仕事もします。そのようなときは、全国にいる3万6000人の行政書士をすべて自分のスタッフとして、相互協力して業務を行うことができるのです。これが他の士業と大きく異なる特徴です。地元密着の専門家で
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ある行政書士が全国規模で繋がっているという強みがあるわけです」
--実際の業務において、その連携はどのように活用されていますか?
「例えば分割・民営化や合併などで企業の社名変更があったとき、全国すべての支店登記で名称変更の手続きをします。その中でも、自動車の登録は大きな仕事になります。全国の陸運支局で、支店のすべての自動車について名義変更を行うわけで、まさに全国規模で連携している行政書士にしかなしえない大規模な作業です。
また産業廃棄物関連にマニフェスト制
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