★簿財横断で簿記論・財務諸表論2科目同時合格★

桑原 大樹 さん
簿財同時学習のシナジー効果と頭に入りやすい講義スタイルでW合格!
受講コース | 簿財横断プレミアムコース |
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2024年度合格科目 | 簿記論・財務諸表論 |
ご職業 | 社会人 |
年齢 | 30代 |
税理士を目指した理由
私は、高校卒業後、国税の職場に就職し、主に税務調査や確定申告業務に携わりました。国税の仕事は、国の根幹を支える責任の重い仕事で非常にやりがいがあったものの、やはり、税務調査と言うと、納税者の方から見れば敵以外の何者でもなく、仕事を頑張れば頑張るほど納税者の方から嫌悪される仕事でした。
自分の知識や法律を駆使して仕事を行う国税の職場は、法律が好きな私にとっては天職だったものの、どうせ税務の仕事をやるなら人から感謝される仕事をしたいと思い、国税と納税者の中立的な立場である税理士という仕事を目指すようになりました。
LECを選んだきっかけ
最初に興味を持ったのは、やはり受講料です。O社やT社に比べると半額以下。
ただ、安かろう悪かろうではいけないので、試しにYouTubeにアップされているガイダンスや過去の本試験後の徹底検証会の動画を拝見することにしました。
動画視聴後、簿財横断コースを担当されている富田先生の講義スタイルにとにかく惚れ込んでしまい、この人の下で勉強したいと思うようになり、LECを選ばせていただきました。
今考えるとこんなに安い受講料であのような講義が受けることができたことに、すごく感謝してます。
簿財横断で勉強して良かった点
簿記論と財務諸表論の内容はとにかく重複している部分が多く、簿記論で計算の学習をやれば自ずと財務諸表論の計算の点数は伸びます。
反対に財務諸表論の理論を学習すれば、計算の根拠を知ることができるので、簿記論や財務諸表論の計算問題で悩んだ時でも、理論的思考により正しい計算過程が導けるようになります(問題によりますが)。
このように簿財同時学習を行ったことで大きなシナジー効果を生み、今回の同時合格につながったと思いますので、1科目ずつの学習ではなく簿財横断で学習して良かったなと感じています。
LEC講座・教材の良かったところ
簿財横断コースを担当されている富田先生は非常にメリハリがある講義展開をしてくださり、重要度の高低を明確に示してもらえるので、とにかく受講しやすく、かつ、頭に入りやすい講義です。
また、時には厳しい口調で、時には優しい口調で、アメとムチを上手に使い分けながら講義をしていただけるので、自分を甘やかすクセのある私でも、最後まで講義に喰らいつくことができました。
分かりにくい取引形態(リース取引やデリバティブ取引など)を説明するときは、冨田先生の実務での経験を交えながらお話ししていただけるので、記憶にも残りやすい講義だった印象です。
教材については、簿財横断コースだと基本的に簿記と財務諸表の計算問題は1つの教科書、問題集にまとめられているため、他の予備校のように簿記論と財務諸表論を分冊で持ち歩かなくていいので、非常に良かったです。
復習や学習方法で工夫したところ
工夫という工夫はしていませんが、強いて言えば、とにかく富田先生がおっしゃる通りに学習することを心掛けました。
具体的には、講義を受講したら、該当する問題集のページをその日の内に(遅くとも翌日の内に)必ず1回は解く、各個別問題、各実力テスト及び模試は最低でも3回は解き直すということを徹底しました。
結局のところ、個別問題集は3回解き直しが終わった後も、苦手な論点は本試験までに6から7回解き直し、各実力テスト及び模試についても最低でも4から5回は解き直しました。
理論についても富田先生の指導どおり、3月中旬以降からしか学習していませんが、その時期に至るまでに計算の基礎を完璧にしていたので、理論学習に集中することができたため、すんなりと暗記(理解)することができました。
苦しい時どう乗り切りましたか。
苦しいときは、休憩を兼ねてX(旧Twitter)で情報収集をし、自分と同じように税理士試験勉強をしている方々のポストを見て、モチベーションをキープしていました。Xの税理士受験生は比較的レベルが高く、自分が全然点数が取れていない模試等でも高得点を取っている方がたくさんいたりするので、そういったポストを見ることで自分の負けず嫌い精神を煮えたぎらせていました(笑)。
また、既に税理士として働かれている方のポストも拝見し、自分もこうなるために今やるしかないんだと言い聞かせていました。
それでもどうにもならないときは、休養の日を作りました。
全く学習しない休養日を作ると、すごく不安に感じることもありましたが、本当に苦しいときは、脳の機能も低下している状況なので、詰め込んで学習しても効率が悪くなってしまうため、休むときは休むと決め、メリハリをつけることも心掛けていました。
科目合格または税理士資格をどう活かしていきたいですか。
個人事業者や法人の税務代理業務を行い、各事業者の強力なサポーターになりたいというのはもちろんですが、私が国税の職場に在籍していた時に感じていたのは、納税者の方は思った以上に税金の知識が希薄ということでした。
毎年(下手したら毎日)のように課税され納税しているはずの税金の知識が少ないため、納税者ご本人の感覚としては「税金は国や地方から取られるもの」と意識付けされてしまっており、納税額等に疑問を抱くことが少ない気がします。
そういった方々に税金の知識をご教授するのも税理士が担う重要な仕事の1つだと思っているため、税理士資格取得後は租税教育にも尽力し、納税者の方々の納税意識の高揚の一助になることができればと考えています。
また、各事業者の方が一番恐れられているのは税務調査だと思いますので、調査立会いを行うことで、国の過度な課税の抑止力になれるようこの分野にも力を入れていきたいです。
これから受験される方へメッセージ
とにかく受験勉強は孤独との戦いです。たくさんの受験者がいるので、他の受験者(ライバル)との競争試験であると思われるかもしれませんが、形式的にはそうであるものの本質的に重要なのは自分との戦いに勝つことです。
弱い自分、妥協してしまう自分と日々戦いながら、勉強を継続していくこと。
これがきちんとできさえすれば、自然と他の受験生にも勝つことができ、受験競争を乗り越えることができるはずです。
合格後の自分や、自分を支えてくれる周りの大切な人の笑顔を想像しながら、明るい未来のために、日々の孤独や不安と戦い続けてください。