★パーフェクト/上級で2科目合格★
奈知 辰昂 さん
将来の実務に直結した学習ができるとの期待から、LECにしました
受講コース | パーフェクトコース(財務諸表論) 上級コース(法人税法) |
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2021年度合格科目 | 財務諸表論/法人税法 |
ご職業 | 税理士補助 |
年齢 | 28歳 |
税理士を目指した理由
高校時代の簿記の授業が会計の分野に興味を持ったきっかけです。その後、経理事務職に就職して顧問税理士の先生の仕事を見ていて、自分も税理士を目指したいと考え、心機一転志望しました。会計・税務を基軸に企業を広範かつ親身にサポートできる点は税理士業務の魅力だと思います。LECを選んだきっかけ
まず、リーズナブルな受講料です。私が一人暮らしのため、長期にわたる試験の受講料に割ける予算にも限りがある中、大手予備校の中でも特にセーブされているLECの受講料にはかなり驚きました。加えて、もともとが司法試験予備校ということもあり、解法テクニックというよりも法律知識の理解に比重を置いたカリキュラムであるとの評判は聞いていました。将来の実務に直結した学習ができるとの期待から、LECにしました。
財務諸表論_LEC講座・教材の良かったところ
テキストの体系がとても秀逸だと思います。「初見学習がしやすいテキスト」と「後から復習しやすいテキスト」は別物だと思うのですが、LECのテキストは双方のバランスがかなり良いと思います。また、単一科目であるパーフェクト講座でも、簿財共通のテキストを一部使用しますが、共通講義中に財表で重要となる知識・ならない知識を説明してくれるので、特にストレスなく学習を進めることができます。法人税法_LEC講座・教材の良かったところ
法律重視のため、一見とっつきにくいテキストですが、納税者・課税当局・立法者の視点に適時触れながら展開されており、丁寧に読み進めていくと各規定の存在意義と使い方を理解していくことができます。講義の前の予習として自力での読解に挑戦し、講義はその読解の答え合わせという感覚で取り組むと、「自分の言葉で表現できる」力を伸ばすことができ、試験のここ一番での地力になると思います。
財務諸表論_LEC講座・講師の良かったところ
財務諸表論は、ある意味では法人税法よりも学習範囲が広く、とりわけ理論問題の完全な対策は困難であるといえると思います。この点、並木先生の講義はメリハリが非常に明確につけられていて、反復的・重点的に演習をこなしてマスターすべき論点、基本をある程度押さえればいい論点の判断において、受験生が迷子にならないよう配慮されています。解説も非常に分かりやすく、教養としてためになることも多々ありました。
法人税法_LEC講座・講師の良かったところ
小池先生の講義では読解力・表現力というキーワードが何度も出てきます。法人税の実務では、課税判断・申告書の作成・証明書類の具備といった作業が必要となり、申告書もそういった要素を取りこぼさないよう配慮がされています。これを前提に、講義では各論点において実務で特に重要となる留意点・考え方が解説され、その多くは意義と適用要件に収束します。試験と実務の垣根を超えた学習は非常に楽しくもあり、今後の仕事での土台となるものだと感じています。
復習や学習方法で工夫したところ
財務諸表論
オーソドックスに、問題集を回しての計算問題の定着化です。「計算で取るだけ取る」という方針に従い、誤答率をとにかく下げるようにしていました。
法人税法
理論と計算の一元化にはこだわりました。これらは当然同じ法律に準拠して出題されるので、理論と計算の相互確認は意識的に行っていました。また、法律の原文や申告書の書式といった原始情報との照らし合わせも行い、自分の理解を上乗せして定着度を高めるようにしていました。
苦しい時どう乗り切りましたか。
SNSで、頑張っている人を見て動機付けをしていました。私のような社会人受験生にとってはモチベーションを維持するのも一苦労なので、もっと頑張ってる人を視界に入れるのは有効だと思います。また、気分が乗らない時には基礎期の得意論点の計算問題を解いて無理矢理エンジンをかけるという方法も使ってました。
これから受験される方へメッセージ
失礼を承知で言えば、専門学校のテキストや理論集の記載内容は、その学校の法律解釈です。法律の原文や申告書などの原始情報による知識の上乗せは、同じ論点をテキストとは違う角度から見る事でもあります。計算フォーム・理論集・答練の作成において専門学校側がどんな工夫をしているのか想像でき、すごく立体的な理解ができるため、知識の定着度は相当高まりますし、何より楽しいです。最後に、多くの受験生は周囲に支えられての受験だと思うので、感謝の気持ちも大切だと思います。