強みを持つ税理士へ―キャリアの築き方―
〜軸となる自分の価値を見つけ、最大化できるフィールドで活躍しよう〜
2014年にマイケル・A・オズボーン准教授が発表した論文「未来の雇用」によると、今ある職業のうち約40%が10年後にAIに取って代わられるとされ、その中に簿記、会計、監査の事務員などの記載があったことから、将来的に税理士の職業が無くなるのではないかと取り沙汰されることになりました。
しかしながら、中小企業の顧客が中心である日本の税理士の役割は、税務に留まらず企業が成長するために総合的に支援できるコンサルティング、言わば経営者の相談役を担っており、ビジネス・パートナーとしての税理士は、経営者が人間である以上、決してAIに代替されるものではありません。
一方で、経営者からはビジネス・パートナーとして「高度な専門性」を有するプロフェッショナルであることが期待されるのは当然です。では、税理士として「高度な専門性」を有するためにはどうしたらよいのか。自分の価値を最大化できるためのキャリアの積み方はどうすればよいのかを、これから税理士を目指される皆様、税理士受験生の皆様に向けてお話いただきます。
講演者
株式会社Leads&Company 代表取締役CEO
L&C税理士事務所 代表税理士
かしむら みつひろ 柏村 光洋 先生
- Profile
- KPMG 税理士法人、丸紅(株)(出向)、(株)三菱UFJ フィナンシャル・グループ、(株)三菱UFJ 銀行、(株)AGS コンサルティングおよびAGS Consulting Singapore Pte.Ltd.を経て、(株)Leads&Company およびL&C 税理士事務所を設立。代表取締役CEO および代表税理士に就任。
大手上場企業や外資系企業の税務顧問・申告業務をはじめ、国内外のM&A取引に係る税務デューデリジェンスや組織再編に係るストラクチャー策定、外国企業へのインバウンド取引に関するストラクチャー策定等のアドバイス業務、IPOや経営管理支援、コーポレート・ガバナンス体制整備支援、企業の社外監査役など、税理士およびコンサルタントとして幅広い角度から企業経営に携わる。