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さようなら20世紀(1)
――残り500日のあいだに 株式会社インサイダー代表 高野 孟 氏
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8月20日で,20世紀も残すところ500 日となる.1年間に譬えればクリスマスが過
ぎて今年もあと数日,慌ただしさの中で,過ぎし1年を振り返ってしきりに反省しつつ,
新たな年への覚悟を固める時節である. 本誌が「世紀末」ということを言い出して,90年代の10年間全体をそのように捉え て20世紀の総括と21世紀の構想の深化に充てるべきだと提起したのは10年以上も前 で(例えばNo.191=88年9月1日号〜「1990年代への思考」シリーズ),同じことば かり言っていると叱られるかもしれないが,それは本誌のせいというよりも,一向に総 括も展望も立たない世の中のせいである(と開き直ることにしよう). | ||
本誌もまた世紀末
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