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千葉県の評価の手法

−事業の評価にはどのような手法を用いるのですか?
「これまで計画の進捗状況を把握する上で、通常、予算期ごとに事業費ベースによって達成の度合いを見ていましたが、『ちば新時代5か年計画』の32の政策課題ごとにハード面だけでなく、ソフト面まで含めて、各事業がどれくらい進捗して、成果や効用を発揮したかを把握しています(計画4年度目のうち平成11年度の全体進捗率は、80.1%、平成11年度末の計画事業費進捗率は79.4%)。
 ある政策課題を達成するためには、色々な構成事業が考えられます。それぞれの政策課題は

10〜50程度の事業で構成されていますが、例えば、『21世紀文化の創造』という政策課題を実現するための構成事業には、『地域活動の促進』のように直接、文化活動を支援するような事業もあれば、『都市のうるおいの創出』といった環境整備を目的とする事業もあります。その政策課題を実現するために、その構成事業がどれくらい貢献するかという観点から、度合いに応じたウエイトをつけて、それぞれの構成事業がどれくらい進んでいるかに掛け合わせて点数を出します。そのトータルから政策課題ごとの進捗率を計算して、達成度を評価するものです」


−特定の事業で進捗率に遅れが見えた場合、どのように対処するのでしょうか?
「まず自分の仕事の進捗率を数値で認識してもらい、なぜ遅れているのを各課で分析して、対処を考えていただくことが大切だと思います。つねに自分の仕事に対して問い掛けをして、自分で問題点を洗い出して、解決していく。それが各部門で、あたかも無意識のようにできるようになれば、これほど強い行政体はないと思います。  政策評価制度では各事業を絶えず検証して、当初計画されていた事業でも計画中に不断の見直しを行い、必要があれば、当初計画の内容などを変更することになります」

 



 
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