司法試験の勉強と並行して簿記を取得
烏谷 知樹 さん 30歳
- 2022年度向け[3・2級パーフェクト/通信Web]受講
- 2023年2月検定(第163回)
簿記検定を目指した理由
私は法科大学院を修了して、司法試験の勉強をしているところである。法科大学院在学中に実務家の先生から、実務をするに当たって簿記の知識が必要になってくるため、簿記の勉強をしておいて損はないとのアドバイスをいただいた。また、簿記検定3級に関しては、司法試験終了後に就活をする際、多少なりとも自己アピールに役立つのではないかと考えた。
現在は司法試験の勉強に主を置くべきである以上、司法試験の勉強と並行して取得できる資格でなければ取得を目指すことができないところ、簿記検定3級であれば司法試験の勉強と並行できそうと考え、簿記検定3級の受験をしようと思った。
LECを選んだきっかけ
司法試験の講座をLECで受講していたところ、簿記検定の講座も用意していることを知り、LECを選択した。LECの講座は司法試験講座等の他講座を受講していれば、他講座割引を受けられることの他、テキストの種類が豊富で、かつ、合格するにはこれだけすればよいという量が与えられる点で、選ぶきっかけとなった。とりわけ、申込特典として『日商簿記3級光速マスター問題集』をいただけることが魅力に感じた。また、これをすれば司法試験の勉強と並行しつつ合格が目指せる、と考えた。
LEC講座・教材・講師の良かったところ
模試の講座や、問題集が豊富についており、問題をこなすことで理解を深めたいと思っていたため、最初から実践を通じて理解を深めるというスタイルには適していると思う。先述した『日商簿記3級光速マスター問題集』は、前半に基本問題があり、後半に実践問題があるため、基礎的な点の理解から始められることによって、実践で学ぶというスタイルを貫けたと思う。まず問題集をしてから、模試に取り掛かるとともに、模試の解説講義を聞いて、問題集だけでは拾いきれなかった知識を補充できた。段階を踏んで試験に臨めることが、LECのメリットと思う。
復習や学習方法で工夫したところ
上述したように、『日商簿記3級光速マスター問題集』を一巡し、模試を解いて解説講義を聞くという流れで本番に臨めたことはよかったと思う。また、問題集については、分からなかった、解けなかった点をもう1回解くと共に、試験直前は模試の問題をすべて一から解きなおすことにした。解説講義を聞く時間が無い場合でも、問題集や模試を解くだけでも十分学習効率を上げられるため、講義よりも実践、アウトプット重視を貫くように努めた。
これから受験される方へのメッセージ
簿記3級は、会計資格の入門的な資格であるため、簡単に取れる、取れて当たり前と思うかもしれない。しかし、私が受験した回は、合格率が36%程度であり、簡単に取れる資格ではない。とは言えども、司法試験とは異なり、一定の基準を満たせば合格できる試験であり、ちゃんと勉強をすれば取れる資格であるからこそ、なめてかかってはいけない資格だと考える。
また、忙しい人、十分勉強時間が取れない人でも、アウトプット重視により、効率よく学習を進められるため、忙しいから、時間が無いからといって諦めてほしくないと思う。
ネット試験 or 統一試験?
実は私はネット試験を受験して、不合格になっている。ネット試験は計算、情報処理をした上に、コンピューターに入力する手間もかかるため、紙の試験よりも忙しい試験になってしまう。そのため、入力にもたついたりしてしまうなどして全問解ききれずに落ちる可能性もあるため、考える時間が少しでも多くとりたいと思うのであれば、紙の試験をお勧めする。