充実の講義・答練と、基礎問題の繰り返しの解き直しで合格
大野 友輝 さん 30代
- 2022年11月検定向け【1級パーフェクトコース／通信Web】受講
- 2023年6月検定（第164回）合格
簿記検定を目指した理由
もともと私は簿記とは縁のない業界で仕事をしているのですが、突然のコロナ禍による影響を受け、休日の過ごし方を考えていました。そこで何か資格を取ってみようかなと漠然と思い、調べていくうちに簿記の存在を知りました。
簿記は、社会人であれば誰もが知識を持っていて損はないにも関わらず、今までの人生で簿記についてほとんど触れる機会がなく新鮮な世界でしたので簿記を学んでみようと思いました。
LECを選んだきっかけ
3級・2級は、他のスクールの通信講座で学習しましたが、そこでは簿記1級の講座は取り扱っていませんでした。しかし簿記2級まで学習した段階で簿記の面白さを体感し、その先の1級まで学んでみたいという意欲がありました。
色々と調べて、LECのパンフレット、スケジュール冊子を実際に手に取って確認したところ、充実した講義や答練があることを知り、合格までの道のりをイメージすることが出来たのでLECで1級を学んでみようと思いました。
LEC講座・教材・講師の良かったところ
実際に教材を手に取ってみて、3・2級とは違いボリュームが多いなと感じました。戸惑う部分はありましたが、講師の方が授業中に重要な部分とそうではない部分を丁寧に教えてくれるので安心しました。
1級でも学習は基礎の部分が大事と知り、テキストに掲載してある設例や「トレーニング問題集」で扱っている問題は、重要な基礎の部分がしっかりと入っているので何度も復習しました。学習範囲は広いですが、基礎から応用まで講師の方が分かりやすく丁寧に解説してくれるので良かったです。
復習や学習方法で工夫したところ
一通り学習を進めていくと、得意な部分と苦手な部分がある程度分かってきます。特に苦手な部分については、「トレーニング問題集」で何度も確認をしました。また実際の試験は、時間が限られていますので、タイマーを使い、問題を解く時間を計りました。1回目よりも2回目、3回目と時間を短縮できているか確認しました。
1級は4科目をバランスよく学習し理解しないと合格できない試験なので、特定の科目に偏らないように講義を受けました。また、簿記は継続が大事ですので、忙しい日でも必ず30分程度は簿記に触れるようにして、気分転換に図書館の自習室で学習をすることもありました。
これから受験される方へ
簿記1級を学習すると、様々な視点から物事を見れるようになります。例えば、2級では学ばない管理会計の領域における意思決定会計や予算統制など非常に面白い分野もあります。また、合格をすることで自分に自信が持てるようになります。
合格までの道のりは大変かもしれませんが、挑戦する価値のある資格だと思いますし、どの社会においても役に立つ知識です。合格したいという気持ちを持ち続けることが大事です。是非頑張ってみてください。
本試験について
本試験直前期は、不安な論点を残さないように学習を進め、自分が解けなかった問題をノートにまとめて理解できていない部分を確認しました。
試験当日は、覚悟を決めて家を出るしかないので、体調管理と交通手段に気を配り、筆記用具や電卓、時計、財布、ポケットティッシュ、学習ノートと必要最低限の持ち物で出かけました。
前半の商業簿記・会計学の試験が終わった後の休憩時間に、周囲の受験生が商業簿記のテキストを開いて確認しているのが印象的で、私は終わったことは気にしないように気持ちを後半の工業簿記・原価計算に切り替え、今まで学習してきたことを思い出してノートで確認をしました。
合格発表日まで緊張は続きましたが、結果が出て本当に良かったと実感しています。
