阿部 信吾さん
受験回数 | 1回一発合格 |
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受講講座 | 2022年出る順!1日1時間W速習コース |
受験された動機
一昨年に製造メーカーから不動産会社(管理部門)に勤務先が変わりました。勤務が変わった後の最初の1年目は、不動産に関わる法制度について、全般的な知識が必要だったため、宅地建物取引士を受験すべく、LEC講座(速習コース)を受講しました(結果は合格)。2年目になると、マンション管理の実務(特に設備系)や、区分所有者集会や規約の実務にふれるようになったため、より実践的な知識を得るべく、マンション管理士/管理業務主任者試験の受験を思い立ちました。
LECを選んだ決め手
会社員で、勉強に充てられる時間は週末中心ゆえに、時間的、ボリューム的にコンパクトな講座を希望していました。昨年受験した宅地建物取引士受験の際、LECの速習コースを受講しましたが、マンション管理士/管理業務主任者試験の講座でも、LECでは同じコンセプトの講座が存在し、講師も同じ(有山茜先生)であったために、受講を決めました。
あなたが合格を勝ち取った学習法について
出る順!1日1時間W速習コース(全63回)を受講し、各単元ごとのインプット講座(1日1時間速習講座)を順次受講し、テキストの内容と法文(マンション管理基本六法)の内容を確認してゆく作業で理解をしました。その後、マンション管理士の過去問を解いて過去問口座(1日1時間過去問講座)を受講してアウトプット力を磨きました。過去問については、マンション管理士と管理業務主任者の両方には手が回らなかったのでマンション管理士を中心に学習し、管理業務主任者の過去問については会計、標準管理委託契約等管理業務主任者で多く出題される箇所に限定して学習しました。
LECの教材・カリキュラム・答練・模擬について
マンション管理士/管理業務主任者の受験勉強を始めたのは、やや遅く、募集要項が出された8月頃でした。勉強期間が短かったのですが、民法の原則→区分所有法での修正→標準管理規約における再修正、マンション管理適正化法での資格の定め(マンション管理士、マンション管理業者、管理業務主任者)等の混乱しがちな論点について、講師の講義、LECのテキストでは要領よく解説されていたため、整理して理解ができました。そのため、管理業務主任者試験については、早期に合格レベルに達することができました。
インターネットフォローの活用について
設備系や建築基準法の細かい箇所では、テキストに載っていない箇所や実務的な事柄が試験に出ることもありますが、「教えてチューター」で聞くと、「必須の知識」あるいは「そうでない知識」かを確認できるため、大変役に経ちました。回答も迅速にして頂き、大変感謝しています。
その他、合格を目指す方の応援メッセージなど
講座を担当された有山先生及びテキストを編纂されたLECの皆様には、工夫されたコンテンツを提供頂いていることで、無駄なく勉強できたことに感謝申し上げます。おかげさまで管理業務主任者には、何とか合格できました。受験生の皆様に申し上げたいことは、マンション管理士と管理業務主任者は試験範囲に若干の違いはありますが、両方受験して学習することにメリットはありますので、負担は大きくとも、両方受験した方がよいかと思います。マンション管理士では、建替えや被災マンション法、管理計画認定制度など最新の論点も出題され、この学習を通じて不動産業界での重要な情報にふれることができます。一方、管理業務主任者では、標準管理委託契約の学習を通じて、その独占業務である「基幹業務」や「重要事項説明義務」「管理事務の報告」等の重要概念について、より具体的に理解できます。両方の過去問を解く時間がないのであれば、試験範囲全般はマンション管理士の過去問で学習し、管理業務主任者の過去問については会計、標準管理委託契約等のよく出る範囲についてフォローするなどの対応もあります。「どちらかに合格できれば」と考えると、精神的にも楽になりますので、そうしたアプローチもあり得るものと思います。