すべての人は9つの人格に分けられる
エニアグラムは、人間の人格特性が、生まれながらにして9つのタイプに分けられるという医学的、心理学的な研究成果によって支えられています。タイプは3つの脳内化学物質ノルエピネフリン、セロトニン、ドーパミンの活性の高低によって決定しています。
さらにタイプは人間の気質、個性、行動、価値観、生き方に大きな関係があることがEric S. Schulze, MD, Ph.D., Tina Thomas, RN, DCSW らによって科学的に解明されています。
もともとエニアグラムの起源は約1万年前のエジプトにあると言われていますが、現在のエニアグラムは、米国スタンフォード大学の医学者、心理学者らによって研究、整理され、理論化、体系化されたものです。スタンフォード大学MBAコースに採用されたのを始め、CIA、モトローラ、ディズニー、ヒューレットパッカードなど大手企業が既に導入しています。
日本国内ではソニーがリーダー研修として、また財務省、法務省、人事院でもプログラムが採用されています。
またさらにエニアグラムには、健全度という指標があり、人格の成長の段階を示しています。これも9段階に分かれています。エニアグラムを学ぶことで、自分がどのような気質(人格特性・自我の基盤)を持って生れたかの知識理解ばかりではなく、人格的成長の進むべき方向と健全度の高い、あるべき成長の姿が理解できます。さらには各性格タイプが持つ根源的怖れを解放させ、全ての人間に与えられている豊かな本質が持つ力を引き出します。エニアグラムとは、成熟し、優れた人格の大人へと成長させる手助けとなるものです。