ビジネスパーソンが取得したい資格
中小企業診断士が1位に
2016年1月14日 LEC資格トピックス
日本経済新聞社及び日経HRの共同調査発表(2016年1月12日)で、「ビジネスパーソンが新たに取得したい資格」の1位に中小企業診断士が選ばれました。
中小企業診断士は、試験対策を通じて「企業経営理論」「財務・会計」「経営法務」「経営情報システム」などビジネス実務に直結する知識を幅広く取得することができます。
経営コンサルタントは資格がなくても始めることができますが、経営に関する助言を行なう仕事に関する唯一の国家資格として、ビジネスパーソンから高い注目を浴びています。
中小企業診断士試験の特徴は3つあります。まず、マークシート式の1次試験と、具体的なケースを基に記述式で回答する2次試験に分かれます。
そして、1次試験(4択マークシート)では科目合格制度があります。
7科目ある1次試験のうち1科目でも合格すれば、その科目については翌年度及び翌々年度の受験が免除されます。
2015年度1次試験で科目合格率が最も高かったのは「財務・会計」で36.8%でした。
1次試験は8月に実施されますが、年明けからの勉強開始で、仕事と両立する形でも最初の年に3、4科目合格してその翌年、残りの科目に合格。そして、その年と次の年の2次試験に挑戦する、というように三年計画で長期プランを立てることも可能です。
自分の興味がある科目や仕事で役立つ科目から学習を始めやすく、資格取得よりもビジネススキルを高めるために勉強している人も多いです。
最後の特徴は、2次試験が自由な記述式ではなく、40字以内、100字以内といった字数制限があることです。
このために、文字数をどう削ってまとめるか、テクニックが要求されます。模擬試験(答案練習)も欠かせません。
日本経済新聞では、LECが行っている2次試験対策の模様が写真掲載されました。受講生同士のディスカッションによって、思考力を鍛えます。