標準レベルキャリアコンサルタントが国家資格になります!!
2015年8月27日 LEC資格トピックス
民間資格である標準キャリアコンサルタントが2016年4月1日から、国家資格になる予定で法案の準備を厚生労働省が進めていることが明らかになりました(日本経済新聞夕刊2015/8/25)。
厚生労働省は、昨年の7月に「キャリアコンサルタント10万人養成計画」を発表しました(現在は約4万5千人)。そのねらいは、現在、ハローワークなどの公共事業に偏在しているキャリコンの相談業務を広く民間の一般企業に拡大していくことです。一般企業にキャリコンによる相談業務が定着してこそ、日本社会に急激に進んでいる「雇用の流動化」に対応できる新たな仕組みを作ることができると厚生労働省が考えているからです。
この10万人養成計画を実行するために厚生労働省は大きく2つの方策を実施します。一つは、民間資格である標準レベルのキャリアコンサルタントを国家資格化し、そのステイタスを上げることです。そのために、罰則付きの守秘義務を課すなど新たな規制も設けられます。もう一つは、「企業内人材育成推進助成金」の創設です。そのための2016年度予算(予定金額31億円)は4月に成立しました。その目的は、ジョブカードを使用したキャリコンによる相談業務を一般企業に定着させることです。キャリコンによる相談業務制度の導入などにより最大で200万近い助成金を取得することも可能になりました。
キャリコンの活躍の場は、今後ますます広がることでしょう。
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