未来の私を想像してみよう!若手士業奮闘記!【第2回】
学習を始める前にいろいろ知りたい"行政書士"のこと。幅広い業務を扱い、また1つ1つの業務の専門性が高く、合格後も日々知識の研磨が必要になります。合格後は支部に属し、縦の繋がりだけでなく横の繋がりもとても大切になります。これから静岡本校【通学】クラス(行政法担当)<入野 剛弘>LEC専任講師に行政書士を目指したきっかけから、受験生時代のエピソード、開業から現在に至るまでを赤裸々にお話しいただく連載企画です。
第2回目のテーマは"行政書士受験生時代のエピソード"をお話しいただきます。
前回、行政書士を目指すきっかけをお話しましたが、その続きになります。
仕事をしながら受験生活を送ることになりましたので大変な日々でした。大学時代にしっかり勉強して取得しておくべきでした。
土地家屋調査士・行政書士兼業の事務所で働いていましたので、将来は兼業を目指す形になりそうだという考えがあり、両方の試験勉強を同時にスタートさせました。
1年目は、5月に測量士補試験、8月に土地家屋調査士試験、11月に行政書士試験という流れでした。直前期は各々の試験勉強のみになるため、十分な試験勉強を確保できませんでした。
1年目の反省点として、このままではいつまでも合格できそうにないと思い、行政書士試験のみに絞ることとしました。
とはいえ、働きながら予備校に通う時間はなかったので、2年目は独学で試験勉強をしました。市販の教材を使って勉強して試験を受ける形にしました。法令科目は勝負できたと思いましたが、一般知識で足切りになりました。
一般知識が基準点に届かず不合格であることは試験直後にわかっていたので、すぐ気持ちを切り替えました。次を最後にする決意で、3回目の受験を決めました。2回目の受験で法令科目の点数は取れていましたが、来年も同じように点数が取れる保証はありません。次に必ず合格することを考えると、すべて勉強しなおした方が良いと考え、予備校の講座(横溝プレミアム)を受けることに決めました。
通信講座での受講でしたので、スケジュール管理や周囲の状況が分かりませんでしたが、下平講師に相談できる日にまとめて相談したり、模試やガイダンス等は行政書士担当の佐藤さんから教えてもらったりと、上手に予備校を使うことができたと思っています。
最後の1年はとても大変でした。講義を聞いてテキストで確認しながら問題を解くことの繰り返しでしたので、自分が合格するだけの力がついているのか不安でした。
でも、これを継続した結果、試験当日、自分の実力をしっかり出せたのかなと思います。
家族や友人など多くの人の協力があって、幸運にも合格することができました。