町田本校の公務員試験合格者アドバイザイーの野場さんからのアドバイスです!
科目別アドバイス
〈専門試験〉
○憲法
判例の分野はストーリーがあるので比較的覚えやすいと思いますが、統治の分野は少し暗記を頑張る必要があると思います。過去問の反復で知識を定着させ、なかなか覚えられない部分はフローチャートや図表などのビジュアルで覚えるようにしていました。専門試験の中では得意としている人が多く、私もここを得点源にしていました。
○民法TU
憲法よりは苦手意識を感じるのではないかと思います。まとめノートを作成し、図や一覧表などにして全体像をつかみながら学習しました。文章だけでは理解しにくい箇所や頭に入ってこないことが多かったので、ビジュアルにしておくと覚えるのにも、思い出すのにも良いと思います。
○行政法
全体の科目の中でも、単元ごとにできる・できないが明確に分かれる印象です。何度も講義を聞き返し、フローチャートを使ったり、まとめノートを作ったりして頭の中を整理するようにしました。また、インプットとアウトプットが結びつきにくい印象だったので、とにかく解きまくりでパターンをつかむようにしました。法律科目は解きまくりの演習の際に、正解肢を見つけるだけでなく、誤りの選択肢のどの部分が間違っているのかまで確認すると、効率的に勉強できます。誤りの箇所はパターン化されていることが多いので、「ここが違う気がする」と目星をつけるだけでも、時間短縮につながります。
○経済原論(ミクロ、マクロ)
国家一般職は計算問題が多く出題される一方、地方上級(特に神奈川県)は知識が多く出題されました。経済原論を解くことに慣れてくると、計算問題は解けるようになる一方、知識や理論系の問題が解けなくなることがよくあります。私もその状況に陥り、経済で数字を使って計算する問題のほうが楽に感じました。そのため知識や理論系は国家専門職の記述対策用テキストを使い、模範解答の文章を読んで、順を追って理解するようにしました。また経済原論は、教養の社会科学や専門の財政学にもつながる科目です。基本問題だけでもマスターしておくと他の科目にも活用できます。
野場さんからのコメント
公務員試験の特徴は、「満点を取る試験ではない」ということだと思います。そして、得意な科目で得点を稼ぎ、苦手な科目をカバーできることがメリットであると考え、私はこのメリットを意識しながら勉強していました。ただし得意・不得意があるといっても、どの科目も一定程度の理解度を目指す必要があります。苦手な科目でも、多くの受験生が解けるような簡単な問題は、確実に正解できるよう準備しました。苦手科目の難易度の低い問題で点数を重ね、得意科目を伸ばして得点源にできれば、合格ラインは一気に近付きます!短い時間でより多くの科目数を勉強しなければならない試験だからこそ、模試などで自分の得意・不得意を把握し、基本・応用のレベル分けを上手に使って効率の良い勉強をしましょう!
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