町田本校の公務員試験合格者アドバイザーの野場さんからのアドバイスです！　

　

科目別アドバイス

　

〈教養試験〉

　

○数的処理

数的処理は公務員試験において最重要科目です。どの試験種でも出題されるうえに、出題数が多く（特別区の教養試験の7割は数的処理から出題されます）、難易度も高いからです。大きく、数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈に分かれ、それぞれに特徴があります。ただし、中学受験の算数に似ている問題が多いので、得意に感じる人もいると思います。私の得点源は、圧倒的に数的処理でした。

　

・数的推理

数的処理の中でも、特に計算をする分野というイメージです。速さの問題や文章題の問題では、図表を描いて与えられた条件を整理しながら解いていくことが近道だと思います。暗記系科目の方が得意であれば、基本問題だけを勉強し、簡単な問題で確実に得点する方が良いです。

　

・判断推理

数的推理に比べると、計算よりも表やグラフを描いて当てはめていく作業が多いのが特徴です。ですので、文系の学生でも得点を重ねやすい分野だと思います。しかし、解けそうで解けないというスパイラルにはまりやすいのも、判断推理の特徴として挙げられます。1問解くのに5分以上かかる問題は、手を出すか一度考えた方が賢明です。得意・不得意のバランスが見抜きにくいと思います。

　

・空間把握

数的処理の中でも、特に苦手と感じる人が多い分野です。図形の切断だけ、展開図だけ、とテーマに絞って勉強する人もいました。空間把握にも計算を必要とする問題と、計算しなくても解ける問題があります。図を描く練習を何度も行って、計算がいらない問題で点数を取るのがおすすめです。

　

・資料解釈

特殊な計算を求められることはあまりないので、誰でも解きやすい分野である一方、まともに計算しようとすると10分かかるような問題が多いのが特徴です。コツや感覚が重要になるので、多くの問題に触れて感覚を磨いておくと、正答率が上がってくると思います。

　

野場さんからのコメント

　

公務員試験の特徴は、「満点を取る試験ではない」ということだと思います。そして、得意な科目で得点を稼ぎ、苦手な科目をカバーできることがメリットであると考え、私はこのメリットを意識しながら勉強していました。ただし得意・不得意があるといっても、どの科目も一定程度の理解度を目指す必要があります。苦手な科目でも、多くの受験生が解けるような簡単な問題は、確実に正解できるよう準備しました。苦手科目の難易度の低い問題で点数を重ね、得意科目を伸ばして得点源にできれば、合格ラインは一気に近付きます！短い時間でより多くの科目数を勉強しなければならない試験だからこそ、模試などで自分の得意・不得意を把握し、基本・応用のレベル分けを上手に使って効率の良い勉強をしましょう！

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