受講生へのアドバイス 【専門科目対策】
国家系や特別区を受験する予定の人であれば、専門科目を勉強していると思います。専門科目は、法律系から経済、学系まで科目数が非常に多いです。理想は、全部講義を受け、試験会場で難易度によって選択することができると余裕をもって試験に臨めると思いますが、勉強ペースや苦手な科目もあると思うので、詳しい科目設定は担任相談やアドバイザー相談で相談してください。
〈法律系科目対策〉
憲法や民法は、主要科目になるため早めに講義を受けることをおすすめします。講義を受けた後は、なるべく忘れないうちに解きまくりなどの問題集をやれるといいと思います。はじめは、わからないことや悩んでしまう問題も多いかもしれませんが、問題を解いているうちに似たような問題に触れることが多くなると思います。法律科目は特に、同じような言い回しで問題が作られていることがあるので、引っ掛かりやすいところに注意しながら問題集を進めていってください。ただ、民法などは改正されている所もあるため、過去問をやる際は注意してください。過去問によっては、改正前の問題があったりするので、過去問は問題傾向を見る程度で、解きまくりやプラクティスなどで進めていくことをおすすめします。
行政法も同じように勉強していってください。できれば年内中に講義を終わらせ、解きまくりを始めるくらいに進めておくことが理想です。
〈経済系科目対策〉
経済原論として、ミクロ経済とマクロ経済の2つに分かれています。この2科目に関しても、主要科目となるので年内中に終わらせ、問題集に取り掛かってください。ただ、私もそうだったのですが、経済科目は苦手な人も多く、なかなか問題集が進まないということがあります。その時は、無理に問題集を進めようとせず、解きやすい分野や頻繁に出題されている所に絞って勉強するといいでしょう。
私は、理論系の問題が苦手だったので、計算系の問題を中心に勉強していました。また、解きまくりよりもプラクティスを多めにやっていました。法律系のプラクティスは、難易度が高い問題もあるのですが、経済のプラクティスは、比較的易しめの問題もあるので、ぜひそちらもやってみてください。
〈学系科目対策〉
学系には、政治学や行政学など様々な種類があります。学系科目は、主要科目と比べると、暗記系の問題が多いので、さらっと講義を受けて、問題演習をしながら覚えていくことをおすすめします。できれば年内には2,3科目受講を終え、残りの科目もあと少しという状態までもっていくことがベストです。人によっては、全部をやらず何科目かに絞って勉強しているという話を聞いたことがありますが、時間にある程度余裕があるなら、できる限り受ける試験で出題される科目はやっておくほうがいいと思います。
私は、学系科目を全部勉強しておかないと不安だったので、すべてやりました。結果的に、試験によっては科目の中で難易度が全く違ったりすることがあったので、勉強しておいてよかったと思っています。
〈全体について〉
専門科目は、教養科目に比べて勉強した分だけ点数を伸ばすことができる科目だと思います。教養に苦手意識を持っている人は、専門科目で稼ぐためにも力を入れて勉強していきましょう。ちなみに私は、教養:専門を3:7くらいの割合で勉強していました。試験は、だいたい午前中に教養、午後から専門という流れになると思うので、勉強するときから、午前中に数的などの教養科目の勉強をし、午後から専門科目の勉強ができるといいと思います。