【教養科目対策】
公務員試験の筆記試験には、大きく分けて教養科目と専門科目の2つがあります。今回はその中でも教養科目対策についてです。私が受験した自治体ではすべてで教養科目試験がありました。特に横浜市試験では専門科目がなく、教養科目のみだったため、より一層対策が必要になります。教養科目のメインテーマとしては、数的処理・文章理解・社会科学があります。そこ他にも人文科学や自然科学もありますが、まずはこの3つについて私がやっていた勉強方法を踏まえて説明していきます。
<数的処理対策>
数的処理は、判断推理・数的推理・図形・資料解釈の4つに分けられています。
判断推理と数的推理に関しては、問題数が多く勉強することは必須だと思います。
図形は苦手な人も多く、考えると時間がかかってしまう問題があるため、苦手意識のある人は深入りしすぎない方が良いかもしれません。私も図形が苦手だったので、すぐわかる問題以外は飛ばすようにしていました。
資料解釈は、受験先によって出題数が変わるため、受験する所の情報を確認しながら勉強する必要があります。その中でも特別区に関しては、毎年4問出題されるので勉強しておくことをおすすめします。私も4問確実に取りたかったので、資料解釈を気持ち多めに勉強していました。ただし、年によっては難しい問題があったりするので、毎日1問触れるくらいがベストかもしれません。
次に、数的処理の解く順番についてお伝えします。数的処理は、多くの試験で判断推理→数的推理→資料解釈or図形の順番で問題が並んでいます。私が解いていた順番は、資料解釈→数的推理の後ろの問題から前に解いていき、最後に図形の解けそうな問題を見てみるという感じでやっていました。そのことにプラスして、後ろから解いているときに考えても分からなそうな問題や時間がかかりすぎてしまいそうな問題は後回しにしていました。
私はこのやり方が一番しっくりきたのですが、人によって解く順番は変わってくると思うので、自分に合った解き方を探してみてください。探し方は、模試で確認してみることがおすすめです。コースで入会されている方は何度か模試を受ける機会があると思うので、その際に最初から解いてみたり、最後から解いてみたりしてみてください。ある程度決まったら、固定をして本番のイメージをしながら解いてみると、試験当日に落ち着いて解くことが出来ると思います。また解く順番以外にも、解きまくりの進め方や問題に詰まったときの対処法など書ききれないこともたくさんあるので、困ったことや聞きたいことがありましたら、アドバイザー相談にきてみてください。
<文章理解対策>
文章理解は、現代文と英文の2つに分かれています。
対策をお伝えする前に正直なことを言ってしまうと、私は英文を捨てていて本番の試験では解きませんでした。これは、最終手段なので、あまりおすすめはしません。もし英語が苦手な人でも、試験によっては解きやすい問題もあるかもしれないので、解きまくりやKマスターをやってみてから考えてください。
] 現代文は、3日に1回くらいのペースで解きまくりを解いていました。私は英文を解かない分、現代文を落とすわけにはいかなかったので、問題集などで文章を早く読む練習をしていました。また、息抜きがてら読書をしてみるのもいいかもしれません。普段から文字に触れる機会をつくっておくと、初めて見る文章でもスムーズに読むことができます。
<社会科学対策>
最後に社会科学についてお伝えしようと思います。
専門科目を勉強している人であれば、憲法や経済と被っている部分もあるため、全てを一から勉強する必要はありません。しかし、その中でも専門科目で扱っていない部分もあるので、解きまくりやKマスターを見ながら、やっていない範囲や苦手な範囲は再度解いてみてください。
市役所や教養科目のみで受験できる自治体を志望していて専門科目を勉強していない人に関しては、数的と同じように毎日触れることができればいいと思います。中には、数年に一回しか出ない分野や試験によっては出題されないテーマもあるので気を付けてください。
私は、専門科目を勉強していたので、直前期になるまで解きまくりなどの問題集はやっていませんでした。専門科目をやっていて不安を感じている人は、年明けの段階から早めに問題集をやり始めるのもおすすめです。