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兵庫県・神戸市の公務員試験 面接対策は重要? いつから始めればいい?

兵庫県・神戸市の公務員試験 面接対策は重要? いつから始めればいい?

公務員試験における面接の重要性について、兵庫県・神戸市を例にとってご案内します。

(最終更新日: 2022年8月15日)

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多様な人材の確保のため、多くの自治体で近年ますます面接重視の傾向が強まっている公務員試験。

ここでは、LEC神戸本校受講生から志望先として人気の高い「兵庫県庁・神戸市役所(一般枠)」を例にとりながら、公務員試験における面接対策の重要性とその方法をご紹介します。

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そもそも面接試験とは?

「人物試験」とも表現される面接試験は、主に人柄や性格などについて量るための試験です。
ほとんどの自治体では筆記試験合格後に行われ、これを突破すると最終合格・内定となります。
「人柄や性格」という表現では漠然としていますので、もう少し詳しく見てみると、たとえば兵庫県・神戸市(一般枠)ではそれぞれ募集要項において、

兵庫県庁: バイタリティや行動力、思考の論理性や柔軟性、判断力や使命感等

神戸市役所: チャレンジ精神、リーダーシップ、デザイン力(創造力)

という表現がされており、これらが優れていることをアピールする試験と考えるべきでしょう。

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どんなことをするの?

ほとんどの公務員の面接試験は下記の通り個別面接・集団面接・集団討論(グループワーク)の3パターンに大別でき、この中からいくつか実施されることが一般的です。

1. 個別面接

受験者1人に対して面接官が3〜4人で実施されます。面接時間は1人当たり15〜20分程度が一般的で、出願時や1次試験合格時に渡されるESをもとに面接を行われることが多いです。

2. 集団面接

複数の受験者を同時に面接する形式です。受験者3〜8人に対して面接官が3〜4人で実施されます。質問に対する回答は指名制であったり挙手制であったり様々です。

3. 集団討論(グループワーク)

与えられた課題について、決められたグループで討議し意見をまとめる形式です。1グループ5〜10人程度で討論を行い、その討論の様子から試験が受験者の社会性や協調性、考え方などを見ます。また、グループで作業をさせてその成果を評価する、「グループワーク」と呼ばれるタイプの試験もあります。

4. 兵庫県・神戸市では何が実施される?

例年、

兵庫県庁では個別面接2回と集団討論(コロナ禍では個別面接のみに変更されています。)が、

神戸市役所(一般枠)では個別面接2回とグループワーク(※内容的には「集団討論」に近い。)が

実施されています。

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面接試験はどのくらい重要なの?

記事冒頭でも触れたように、近年では公務員試験も面接重視の傾向にあります。
とはいえ、「どのくらい重要なのか?」「筆記試験で高得点を取って逃げ切れないのか?」と思われる方も多いかと思いますので、実際に兵庫県庁・神戸市役所職員採用試験における配点を例にご説明いたします。



兵庫県庁の配点

(2022年度試験の例)


試験
内容
1次試験

@教養択一式試験 ー 55問中45問解答、150分
A専門択一式試験 ー 65問中40問解答、120分
B論文試験 ー1題1,200字、 90分

配点

150点

@(第1次)個別面接(20〜25分)
A適性検査

配点

450点

2次試験 @(第2次)個別面接(25〜30分)
(A集団討論※コロナ禍で中止)

配点

300点

※筆記試験合格者は、教養試験・専門試験の合計得点順に決定
※1次面接試験は、筆記意見合格者に対して行う
※1次面接試験合格者は、面接試験の得点に筆記試験(教養・専門・論文)の得点を加算して合計得点順に決定
※最終合格者は、2次試験(個別面接)の結果に基づき決定。筆記試験・1次面接試験の結果は反映されない(いわゆるリセット方式)
※詳細は受験案内参照



神戸市役所(一般枠)の配点

(2022年度試験の例)


試験
内容
1次試験

@基礎能力試験−45問中40問解答、150分
A専門択一式試験 ー22分野中5分野(25問)解答、80分
B職務適性検査(配点なし・面接試験の参考)

配点

@160点
A140点

2次試験 個別面接

配点

200点

3次試験 @個別面接
A論文試験
Bグループワーク

配点

@200点
A100点
B100点

※2次試験の合格者は、1次試験の得点を2分の1に換算し、2次試験との総合成績により決定
※最終合格者は、1次試験の得点を2分の1に換算し、2次および3次試験との総合成績により決定する
※詳細は受験案内参照



まとめ

上記のことからわかるように、兵庫県・神戸市(一般枠)では面接の配点が非常に高いことはもちろん、兵庫県の最終合格にあたっては1次試験の成績は一切考慮されず、神戸市の最終合格にあたっては1次試験の配点は全体の2割(150点/750点満点)しか考慮されないことから、「筆記試験で点数を稼いで面接をカバーする」ということは難しく、入念な面接準備が必須の試験であると言えます。

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面接対策はいつから始めればいいの?

基本的な面接対策の内容としては、

・自己分析(素材集め)
・志望先の自治体研究
・志望動機の作成
・志望自治体特有の個別質問対策
・実際の面接訓練(模擬面接など)

など必要であるため、ある程度の期間と入念な準備を要します。

2次試験としての面接試験が始まるのは、概ね筆記試験の1か月後ですので、これらを「筆記試験が終わってから対策を始めよう」と考えていると、間に合わない可能性が高いことは言うまでもありません。
※兵庫県・神戸市の試験スケジュール詳細については、コチラもご参照ください。

では1次試験前の4月〜5月頃に準備? となると、その頃はちょうど筆記試験の追い込みの時期ですので、面接対策にばかり時間を割くことはできません。
また、神戸市の場合はエントリーシートを5月には提出しなけばならないので、それまでにはある程度面接の練習もしておく必要があります(面接はエントリーシートを基に実施されるので、どのようなエントリーシートを出すと面接でどのような質問をされるのか等、あらかじめシミュレーションしておく必要があるからです)。

個人差はありますが、概ね自己分析に1〜2ヵ月、エントリーシートを書くのに1〜2ヵ月、書いたエントリーシートで面接練習をしながらエントリーシートの修正をしていくのに2〜3ヵ月かかるので、本試験出願時期(5月)から逆算しておよそ半年前には面接の準備を開始しなければなりません。

このことから神戸本校では、例年筆記試験が始まる前、試験年度前年の秋・冬頃からの面接対策をおすすめしています。もちろん、苦手意識や不安があればもっと早めからの対策がおすすめです。

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