21世紀の弁理士は、知的財産社会を支えるリーガルプロフェッショナルとしての役割が期待されています。
内閣の司法制度審議会でもよく議論になっていますが、21世紀には間違いなく法化社会が到来します。社会全体が、否応なくリーガライズされるという表現の方が適当かもしれません。知的財産訴訟も今後、増加の一途を辿ると予測できましょう。
知的財産訴訟のような専門的知見を要する裁判の迅速化は、審議会の論点整理に取り上 |
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げられています。また、最近では透明なパソコンデザインを模倣したことが争点となったiMac
vs. e-one事件では、審理1か月足らずで販売差止決定がなされ(1999年9月 東京地裁)、実務界に衝撃が走りました。知的財産訴訟が大きく前進を遂げようとしています。
これに合わせ、弁理士が裁判手続内でさらに活躍ができるように、特許侵害訴訟における訴訟代理権を付与すべきとの意見が |