いしい しんたろう 石井 慎太郎 講師
担当地区 | 関東地区 |
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登壇講座 |
講師プロフィール
大学卒業後、大手ビールメーカーへ営業職として入社。その後、人材サービス業界へ転職し、10年以上、就職・転職支援および企業の採用支援に携わる。35歳で行政書士として独立開業し、酒販免許専門行政書士として独自のポジションを築く。
現在はキャリアコンサルティング会社も設立し、キャリアコンサルタントと行政書士の2つの顔を持つ。長年の人材サービス業と営業経験にもとづくコミュニケーション力とバランス感覚をキャリア支援にも活かしつつ、働く人1人ひとりの可能性の探求に寄り添うことを信条としている。
資格活用事例(2024年8月時点)
資格取得のきっかけ
資格取得のきっかけは会社員時代に11年間携わった人材派遣・人材紹介業の実務経験を活かしながらキャリア支援について体系的に学びたいと考えたからです。
私のキャリアのスタンスは会社員時代の経験に国家資格を絡めて、独自性と納得感のある仕事と人生を独立事業者として築いていきたいというものです。
略歴としては大学卒業後、ビール会社に新卒入社して営業職を経験し、その後第二新卒で外資系人材派遣会社へ転職しました。人材サービス業界で人のやりたいことを支援する仕事に携わる中で、より専門的な立場で人や企業がやりたいことを支援できるビジネスパーソンになりたいと志すようになり、働きながら行政書士資格を取得。2011年に35歳で脱サラ、独立開業しました。
行政書士としてはビール業界経験も生かして酒類ビジネス支援に特化した事業を展開していますが、並行して冒頭に書いたキャリアコンサルタント資格への興味関心も持ち始めたのがきっかけです。
私がキャリア系資格を取得したのは国家資格制度ができる以前の2013年に民間のキャリアカウンセラー資格が最初でした。その勢いで翌年2014年には2級キャリアコンサルティング技能士も取得して今に至ります。
つまり現在の私はビール業界経験=酒類ビジネス支援専門行政書士、人材サービス業界経験=キャリアコンサルタント、という2つのポジションを構築し、自分の経験と学びが統合する働き方を実践しています。今後はさらに2つの仕事の相乗効果を生み出し、キャリア支援業界における新しい取り組みにもチャレンジしていきたいと思います。
資格取得後のお仕事・活動
資格取得後の仕事は多岐に渡りますので、これまでの業務を列挙いたします。
- キャリア教育系
- ・通信制高校におけるキャリア講座の講師
- ・都内A大学における就職ガイダンスの講師
- ・都内B大学におけるキャリアデザイン科目の講師
- ・スポーツ系専門学校における就職ガイダンスの講師
- 企業系
- ・従業員との個別キャリアコンサルティング
- ・新入社員研修講師
- ・助成金活用に伴うキャリアコンサルティング
(士業つながりである社労士の先生からの紹介多数) - ・行政書士の顧客先でのキャリアコンサルティング業務
- ・人材紹介業を立ち上げる企業の社員研修
- その他
- ・キャリアコンサルタント養成講座の講師
- ・キャリアコンサルタント試験対策講座の講師
- ・若手社会人300人を対象としたキャリア講演会
- ・士業を対象とした顧問先が獲得できる傾聴トレーニング講座
- ・キャリアコンサルタント仲間との心理学勉強会の継続開催
資格の活用
役立てるということについては人それぞれ観点が異なると思いますが、
私の場合は、
- 1)自分の社会人経験を活かす
- 2)自分の強みを活かす(例:人前で話すスキル)
- 3)自分の経験と学びを分かち合うことで人に貢献する
という3つの観点を大切にしながら、キャリアコンサルタント資格で得た知識、技術、考え方を掛け合わせ、キャリア形成支援に関わることを心がけています。
幸いにも私はこれまでの人生で様々な経験を積ませていただいてきました。
ビジネスにおいては12年間の会社員生活でビール業界と人材サービス業界を経験。企業規模も大企業、外資系、ベンチャー・中小と様々な組織で勤務し、職位も営業リーダー、マネージャーを経験させていただきました。その間、過労で倒れてしまったこともあります。(笑)
転職も数回経験しながら働きながらの勉強で国家資格(行政書士)を取得し、35歳で脱サラして独立開業。おかげさまで2024年現在、独立14年目を迎えます。
プライベートでは離婚、再婚を経験。再婚後に子供を授かりましたが、第二子を生後2日で亡くすという経験もしました。
振り返ると無駄になった経験は何ひとつなく、すべての経験があるからこその今の私であると確信をもって言えますし、これまでの経験をどう捉え、どう活かしていくのかすべては自分次第だと思っています。
養成講座の学びや資格取得後の変化
2013年に民間のキャリアカウンセラー資格を取るために某スクールに通学しましたが、最初は人材サービス業の経験を振り返りながら体系的に学び、資格を取ろうと思っていました。しかし、講座が進むほどに「なんて面白くて楽しい学びだろう!」と、キャリアカウンセリング(キャリアコンサルティング)の魅力と可能性に惹かれていきました。
キャリアコンサルティングの基礎を養成講座で学び、キャリアコンサルタント資格の取得も目指すきっかけや動機は人それぞれあると思いますし、何が正解、不正解というものでもありません。ただ1つ言えることは、キャリアコンサルティングを学び、資格取得を目指し、取得後も学びと実践を継続していくことで、自分だけでなく縁ある人のより豊かで幸せな人生の実現に貢献できるということではないでしょうか。
前述のような仕事で活かすこともさることながら、キャリアコンサルティングを学び、カウンセリング技術の修練を積み続けることで、着実に人との関り方に変化と成長を実感できるようになります。家族、職場、お客様等、様々な関係性の中で良好な人間関係を構築
する知識と技術と考え方を身につけることは人生において意義あることだと思います。
資格取得後の課題
- 1.上位資格へのチャレンジ
- 私は現在、2級キャリアコンサルティング技能士ですが、指導者レベルの1級キャリアコンサルティング技能士にチャレンジ中です。難関試験ですが、上位資格を目指す過程で新しい学びや世界観を得ることができますし、成長意欲や向上心の高い学びの仲間とのつながりも生まれます。私もまだまだではありますが、常に自己研鑽を忘れずに、上位資格へのチャレンジを通じて、より貢献できるキャリア形成支援者を目指してまいります。
- 2.複数の役割の両立
- 私はキャリアコンサルタントとしては株式会社を設立して代表を務め、行政書士は個人事業主として運営しています。2つの専門職であることは私のアイデンティティとして欠かせないのですが、時間に限りがある中で2つの仕事を両立していくことに難しさを感じることも正直あります。2つの仕事の両立、仕事と家庭のバランス、仕事と学びの両立など欲張りすぎなのかもしれませんが(笑)、2025年には50歳を迎える私にとってはまさに人生これからだと思って、日々の課題にワクワクな気持ちで向き合っていけることはとても贅沢で幸せなことだと毎日を味わいながら過ごしています。
資格取得後の展望
キャリアコンサルティングを学び続ける中で心理学の学びをより深めたいと考えています。現在も専門書や勉強会で学びは続けていますが、近い将来、通信制大学で体系的に心理学を学ぶ予定です。
また、今後は人の力もさらに借りながら行政書士業務のサービス提供の形態を徐々に変えつつ、キャリアコンサルティング事業も講師業中心の業務から発展させるべく、他のキャリアコンサルタントの方々とも協働しながら新しいキャリア支援サービスの構築を準備中です。
養成講座の講師も今後も用いていただける限りは続けつつ、一人でも多くの受講生さんがキャリアコンサルティングの学びに触れていただき、仕事も含めた人生そのもの(ライフキャリア)をより幸せなものにしていくためにご一緒に学ぶことができるのを心よりお待ちしております。
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