2022年度合格
米村 有三さんの合格体験記

合格前のお仕事、キャリアコンサルタントを目指したきっかけ

合格前の仕事：無職（2022年3月に早期退職）
2022年1月に同年3月で、それまで勤めていたIT企業を早期退職することを決断しました。既に59歳でしたが、一社で36年働いていたこともあり、人生100年時代を見据えて、自分の領域の拡大を図ることを、2022年の課題としてこの1年間を「学習の期間」とし、興味ある分野の学習と資格取得を計画し、これまで採用面談、社内のメンタリングなどの経験から、キャリアコンサルタントの資格取得を目指しました。

LEC講座を選んだ理由

ネットでキャリコン講座を開催している18社の情報を確認し、一覧化し、費用、日程、期間、講座開催方式（通学/オンライン）等を比較して、5社ほどに絞り込みました。検討していた2022年2月時点ではまだコロナ禍も先行き不透明だったこともあり、オンライン講座に限定し、期間が比較的短期で、ネットでの講座比較サイトの評価もよく、各種割引などもあるLECを第一候補として、3月に個別のオンライン相談を実施してもらい、丁寧な対応をしていただいたこともあり、その場で申込をしました。

勉強の方法と、振り返って「失敗したこと」「成功したこと」

5月から8月末までが講座で、11月が試験というスケジュールなので、各種理論など暗記物は、講座終了後に集中対応し、講座の期間は、ロープレを重ねて面接の腕を磨くことに専念しました。
実技対策は、ネットでロープレネタを見つけて、面談ストーリーを記述するというのを10回ほど実施し、暗記物は、テキストと過去問から人名、学説/理論、キーワード、などの一覧表をExcel化して持ち歩くようにして覚えました。オンラインの面談しかできていなかったので、10月末にLEC横浜の面接講座を受講し、リアル面接を一度経験できたことも大きかったです。

合格後の資格の活かし方・今後の抱負

キャリアコンサルタントというキーワードでハローワークや各種転職サイトなどで検索しても、それほど多くの求人はありません。そこに仮に新人キャリアコンサルタントが応募しても、採用の可能性は低いと思っており、私自身も2023年3月現在就職活動中ですが、LECが運営に関与しているNPO生涯学習のパートナー講師に登録しつつ、キャリコン以外のスキル、経験での就職をして、その組織内でキャリコンとしての力が発揮できるように、中に入ってから動くような方向で考えています。

受験者へのメッセージ

面接が苦手な方によく聞く話として、相手の話に全く共感できない、経験がないので相手の状況も気持ちも理解できない、逆に相手の気持ちがわかるのでアドバイスしたくなる、などを聞きます。私自身もこれらの経験はあります。経験は一朝一夕には重ねられないのですが、とにかく日常生活での人との会話やドラマ、映画、小説なども含めて、自分と考えが異なる人について、その背景などを想像することを意識づけています。そうすることで相手と同じ経験がなくとも、相手に興味を持っていることが伝わると思います。また、アドバイスしたがり、については、とにかく我慢。相手に気付かせることが、キャリコンの仕事、と自分に言い聞かせています。