東口 智子さんの合格体験記

新卒で、製品開発業務に30年近く従事した。仕事、会社、悩み、これからの自分の人生設計、深く感じ、考え、「なぜ、子育ての一段落した今？もったいない。やめることはない。」そんな周りの声と裏腹に50歳を過ぎ、早期退職の道を選んだ。そして大会社の看板も名刺もなく、ハローワークの門を叩いた。その時初めてキャリアコンサルタントという資格を知った。

「個々の適性や職業経験に応じ職業設計し、職業選択や能力開発を効果的に行う専門職」。私の相談を聞いてアドバイス下さる目の前の方もその一人。それを勉強することで長い会社員生活の中で、時に思い悩み、自分では解決できなかった問題が紐解けるんじゃないか、そう感じた。キャリアコサンルタント（以下キャリコン）になるには養成講座に通学する必要があるとのこと。私には二人子供がおり、第一子出産の19年前にＡＦＰ（初級ファイナンシャルプランナー）養成講座、そして育児休暇中に社会保険労務士養成講座をＬＥＣで受講したことがあった。きめ細かいプログラムと質の高い講師群のおかげでどちらも一発合格できたので、今回も自宅近くのＬＥＣ京都駅前校を迷わず選んだ。

7月開始講座は大人気で、驚いたのは、男女それぞれ年齢も幅広いが、みんなとても向上心が高く、一つの目標に向かっている同士として頼もしく、尊敬しあえるかけがえのない仲間になれ、出会えた。講座の内容は幅広く、単なる職業の枠を超え、人生についても深く考え学べる講義で、自分のこれからの人生の教訓になることも多かった。慣れないロールプレイはさすがに苦戦したが、今振り返ると、「聞く姿勢」という大事な基本を学べた気がした。

人生100年といわれる時代、キャリアについて学び、その土台を固めた上で自分の人生を生きるためにもこの講座はとても有意義だと感じている。