今まで「カリフォルニアLawクリッピング」「弁護士日記」などのコーナーで記事を書かせていただいていたが、いよいよ今回が最後となった。
弁護士の資格を取得したのが7年前、原稿を載せていただくようになったのはまだ新米だった頃だ。弁護士試験の結果待ちの頃は、ある小事務所に所属していた。弁護士見習(ロークラーク)として、いろいろなケースを抱えていた。(実際に、現在に至るまで、ひとつの大きなケースを取り扱う、というより、常に難易度的に中程度以上の複数のケースが同時進行していたので、弁護士になって初
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めてのケースは、と聞かれても、覚えていない。)
ロークラークのぶんざいでは自分の個室のオフィスなど当然与えられず、他の秘書たちと机を並べて、いささか場違いな思いをしながら、そして彼女たちのひっきりないおしゃべりに悩まされながら、判例を調べたりしていた。ロースクールに通いながらパラリーガルとして働いていた、別の法律事務所では、窓つきではなかったが、一応個室のオフィスを持っていたため、初めはその待遇の差が不思議でもあった。
階級的には、上から弁護士(パートナ
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