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外国投資法 |
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佐藤賢明(糸賀法律事務所ロシアプロジェクト研究員・二松学舎大学講師) |
長い間待たれていた法律がやっと採択施行されたとの間である。 この法律の採択のため兆時間がついやされた主な原因は;@エリツイン大統領の政治的影響力低下、A保守派の中に、「外国人(外国投資者)にだけなぜ優遇措置を与えなければならないのか。外国投資者およびロシアの投資家に対しては、法的に同等の権利義務が与えられている現状ではこのような法律は不要ではないか」との主張が強かったからである。 この法律が効力を得るまでは |
ロシア共和国外国投資法が施行されていた。現行外国投資法が施行されるにともない、旧外国投資法は効力を失うこととなった(第25条)。旧法と新法の違いは以下のようになる;@“優先的投資プロジェクト”政策の導入、A連邦構成主体にも外国投資優遇措置の可能性を与えた、B外国投資家に対して不利な連邦法令の制定の防止、C経済特区の規定がない、などである。 この法律は1999年6月25日国家会議にて採択されて7月9日大統領にて署名され効力を得た。以下詳しく紹介する。 |
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