リサーチや情報取得の観点から、インターネットの発達が私達の仕事上で大きな役割を果たしていることは言うまでもないが、メールも不可欠な道具である。かつて大手法律事務所にいたころ、人数が多いので、社内での情報伝達や情報交換に大変重宝した。その後ハイテク系のクライアントと日常のコミュニケーションに電話やファクスと兼用するようになり、現在では他の法律事務所の弁護士との連絡にもメールを使っている。
先日も、こんなことがあった。ある件でホテル経営学、料理学といった大学教授レベルの専門家に、
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意見書を書いてもらうことが必要になった。公の場にアピールする前に、まずは地元から、と思い、身近な弁護士に何人か電話をしてみたが、適当な教授が挙がらない。そこで例のインフォネットの掲示板にメッセージを載せることにした。アメリカ中の移民弁護士がすべて見ているわけではないが、一対一で送るEメールとは異なり、他州の弁護士に恥を曝すようでもあり初め躊躇したが、そうも言っていられない。メッセージを打ち込む手も慎重になる。移民弁護士会の会員は約5000人だから、何らかの情報が得られる可能性は確かに高くなる。
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